バイヤーズ・ガイド 車用後部席サンシェード ベスト5

このバイヤーズ・ガイドでは、すでにフロント用のサンシェードは紹介している。今夏は、後部席のサイドに使うサンシェードをチェックしてみた。家族や子供が後部席に乗ってドライブする場合、日差しの方向によってはかなり暑い思いをしてしまう。そんなことで子供が泣いたりしないように、夏本番に備えて欲しいのがサイド用、後部席のサンシェード。エアコンの効率にも良いアイテムなので、私たち編集部が調査した結果、ベスト5をお伝えしよう。

1位  Kinder Fluff 車窓用サンシェード

価格: 1,104円 (4枚セット)

概要

車窓用サンシェード、メッシュサンシェード。51cm x 30.5cm  透明と半透明2枚ずつ、UVカット認証取得。静電吸着タイプ、遮熱、遮光、目隠し、返金保障、収納ポーチ付。

特徴

1.  UVカット認証を取得した唯一の商品。ヨーロッパのHlab社により、2020年3月にUVA99.79%、UVB99.95%と認証された。120g/㎡メッシュサンシェード。

2.  静電気フィルムで吸着。着脱しやすい。重ねて貼れるのでサイズ調整できる。

3.  半透明2枚は後部席とサンルーフやムーンルーフ専用。透明タイプ2枚は汎用。

レビュー

120g/㎡メッシュがしっかり99%以上UVカットで日焼けを防ぐ。日差しを遮り、遮熱効果も。 半透明のシェードは前席には使わないように。ドライバーの視界を確保するために、全面サイズではない。駐車中のプライバシー保護にも。日本では、シワやフィルム面の気泡を気にするコンシューマーがいるようだが、たたみシワは広げて2~3日で取れる。

2位  MINLUK  車窓用サンシェード

価格: 1,699円 (2枚セット)

概要

車窓用サンシェード、サイド用、伸縮・巻上げ式サンシェード。40cm x 45cm  2枚。フック又は吸盤で着けるタイプ、紫外線カット、遮熱、目隠し、1年保障、返金保障、収納ポーチ付。

特徴

1. ボタンを押して巻き取りでき、サイズを自由に変えられる。

2. 後部席サイドのウィンドーに引っ掛ければ、巻上げられるのでずっと着けておける。吸盤でウィンドー面に着け、横に引伸ばす使い方も。

3. 紫外線カット率99%。

レビュー

認定とは言ってないが、紫外線カット率は高い。吸盤で取り付けるタイプだと、ウィンドーを下げる時に外す手間がかかるが、これはウィンドーの上辺にフックをかけて着けておくと、ボタンひとつで長さが調節できる。横にも使える。

3位 BodiCal  車用サンシェード

価格: 780円 (4枚セット)

概要

車窓用サンシェード、サイド用、メッシュサンシェード。51cm x 31cm  4枚 高密度ガーゼ使用。静電吸着タイプ、紫外線カット、遮熱、目隠し、1年保障、返金保障、収納ポーチ付。

特徴

1. 静電気フィルムで張り付けるタイプ。着脱が簡単。

2. 80g/㎡ 超高密度ガーゼが紫外線をカット。

3. 断熱率50%、遮光率90%、UVカット率99%。

レビュー

高密度ガーゼを使用しているので、より多くの日光と紫外線をカットします。実験によって、このサンシェード断熱率は50%以上、遮光率は90%以上、UVカット率は99%もあります。静電気で窓に自然に貼りつき、取り外しも楽々。貼ったり、はがしたりがが簡単にできます。

4位 Uarter製 後部席用サンシェード

価格: 1,599円 (2枚セット)

概要

車窓用サンシェード、サイド用。そのままで59cm x 49.5cm  最大時 96cm x 78cm +-3cm 2枚。カバータイプ、紫外線防止、遮熱、目隠し、虫除け、1年保障、返金保障、洗濯可 長方形窓の車用。

特徴

1. 吸盤やフック、ゲルで着けるのではなく、ドアフレームのウィンドー部分に直接被せて使う。

2. 窓を開けても使え、網戸のように蚊・蜂・花粉・ほこりの侵入も防ぐ。

3. 通気性の良い素材なので、万が一ずっと被っても息ができる。

レビュー

遮熱、遮光、紫外線、日焼けの防止ができるほか、ドアのフレームに被せて使うので、ウィンドーを上げ下げしても、このサンシェートは窓枠全体を覆っているので、防虫・防塵効果がある。中からは外の景色も見える。ヨーロッパで評価が高いのは、車内でエアコンを使わない場合が多いからだろう。大型窓や、高級セダンの長窓にはサイズが合わないことも。コンバーチブルなど、窓フレームの無い窓には使えない。

5位  Iromo製 車用サンシェード

価格: 1,180円 (4枚セット)

概要

車窓用サンシェード、サイド用、メッシュサンシェード。大小2枚ずつ。50cm x 30cm 2枚、44cm x 38cm  計4枚 高密度ガーゼ使用。静電吸着タイプ、紫外線カット、遮熱、目隠し、30日返品保障、収納ポーチ付。

特徴

1. 静電気フィルムで張り付けるタイプ。

2. 紫外線を99%カット。遮熱、遮光効果。  

3. 2サイズあり、好きな場所に着けられ、着脱が簡単。

レビュー

静電気フィルムで簡単に貼れる、コンパクトにしまえる。1位のKinder Fluff サンシェードのサイズが合わない場合は、こちらも。吸盤タイプは外しにくいようですが、こちらはピタッと貼る感じで付けて簡単にめくって剥がせるのでとても楽に使える。

まとめ

サンシェードを選ぶ時に気をつけるのは、まずサイズだ。どの位置に何枚欲しいのかによって、選択肢が決まる。 次に、取り付け方法。吸盤で着けるタイプか、フィルムで張り付けるか。今回調査した2は、フックでウィンドーにかけて引き伸ばしたり巻き取ったりできるタイプ。そして4はドアフレームに被せるタイプで、紫外線や日差しだけでなく虫やほこりの侵入も防ぐ。エアコンをさほど使わず、窓を開けて走行したい人に向いているだろう。子供がすぐに剥がしてしまう、ということもない。ということで、 編集部のオススメは、UVカット・遮熱効果が高い1位のKinder Fluff. 窓の開け閉めが多い場合は、巻上げ式の2位。

ピーター ライオン

1988年より日本を拠点に活動するモーター・ジャーナリスト。英語と日本語で書く氏 は、今まで(米)カー&ドライバー、(米)フォーブス、(日)フォーブス・ジャパン 、(英)オートカーなど数多い国内外の媒体に寄稿してきた。日本COTY選考委員。ワー ルド・カー・アワード会長。AJAJ会員。著作「サンキューハザードは世界の’愛’言葉 」(JAF出版、2014年)。2015から3年間、NHK国際放送の自動車番組「SAMURAI WHEELS」の司会を務める。スラッシュギアジャパンでは自動車関連の記事・編集を担当し、動 画コンテンツの制作に参画する

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