Lexusの月旅行コンセプト:スピンドルグリルも健在

探索、移動、レース……Lexusが描く月の乗り物たち

日本の高級車ブランドLexusが、月面での「移動手段」について魅力的なコンセプトを公表しました。

人類は長年、月への移住を夢見てきました。月の家や宇宙での暮らしはどのようなものか、これまで多くの人が想像したことでしょう。Lexusはコンセプトデザインのスケッチで、魅力的な移動手段について提示しています。

月探査機や母船の探査ルート(右上)なども描かれ、想像力をかきたてる。

アート&ファッション誌のDocument Journalは、Lexusのほかに建築家やデザイナーを招き、月での人間の移動に関するイメージを膨らませました。月の開拓者たちが使うであろうスポーティーなビークルのほか、娯楽や研究目的のおしゃれで豪華な乗り物など、Lexusのデザイナーたちは7つのデザインを考え出しました。もちろん、Lexusの象徴的なデザイン要素であるスピンドル形状も忘れていません。

「Zero Gravity」はリニアモーターカーのように磁気で浮上する。実現すれば人気が出そうだ。

7つのうち、「Zero Gravity」はDesign Journalの第15号の印刷版で特集されることになりました。車輪がないバイクのような形状で、磁気により浮上して月面を滑走します。

Lexus Cosmos」と「Lexus Lunar Mission」は、透明なガラスと液体のサイドボディを使って、乗客に月の世界を見せたり、宇宙の星々を映したりします。「Lexus Moon Racer」はその名の通り、月面移動を新しいスポーツに変えます。「Bouncing Moon Roller」はジャンプしながら月面を移動するという、楽しすぎて酔ってしまうかもしれない乗り物です。そして、「Lexus Lunar」は月を探索したり地球を観測したりするための乗り物で、スピンドル形状のキャビンを備えた6輪車です。

月面探査は優れた走破性を発揮する「Lexus Lunar」におまかせを。

もちろん、これらは遠い未来のコンセプトに過ぎません。ですが、次世代のデザイナーや技術者にインスピレーションを与え、「本物」を作るための基礎となる可能性もあります。スケッチ内のテキストでは「2080年」と書かれた部分もありますが、割と現実的な数字かもしれませんね。たとえ、それが叶わなかったとしても、未来を想像するのはとても楽しいものです。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です