Googleは、Googleクロームのウェブストア内におけるスパムや誤作動する拡張機能を軽減するため、新しいポリシーを発表しました。
今日のブラウザ拡張機能には、目に余る程のスパムや役に立たない誤作動が多発しています。ひと昔前ならば、どのブラウザがより多くの、あるいはより優れた拡張機能をサポートするかが、ユーザーがブラウザを選択する際の判断基準となっていましたが、中にはシステムを攻撃しようとするものさえ出てきた始末です。Androidプレイストアの状況を反映して、クロームウェブストア内でも、審査プロセスを通過する非準拠の悪意ある拡張機能が問題視されていました。
無論すべてのスパム拡張に悪意があるわけではありませんが、Googleはこうした状況を踏まえ、クロームウェブストアのスパムポリシーをより厳しい内容に変更しました。
更新されたスパム対策ポリシーでは、公式のウェブストア以外でのクローム拡張機能をインストールしないようブロックするとしています。また、選別する必要を迫られる新しい拡張機能の数を減らすためにも、ユーザーが一部の機能やサーバーのみのデータを操作したりレビューを挿入したりすることが出来なくなります。
Googleによれば、アプリ開発者側は少なくとも8月27日までに、新しいポリシーに準拠するか拡張機能が無効にされて削除されるリスクを負うかの決断をするよう求められます。これは、Googleがウクロームのウェブストアを「より良い形にして、疑わしい拡張機能を削減し、合法で信頼できるアプリ市場にするためのファーストステップ」とのことです。
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