米Appleは3月24日(現地時間)に「iOS 13.4」と「iPad OS 13.4」をリリースしました。今回のアップデートでは、バグの修正と改善の他に、iCloud Driveのフォルダ共有や、iPadでのマウスとトラックパッドサポート、ユニバーサル購入などの新機能も追加されました。
iCloud Driveのフォルダ共有は、2019年9月リリースされたiOS13で追加されると発表されていた機能ですが、不具合の修正に時間を要し、今回のアップデートでやっと追加となりました。他のクラウドストレージプラットフォームでも見られるフォルダ共有と同様、ほかの人とフォルダを共有できる機能です。ファイルはリンクで共有でき、閲覧だけでなく、編集できる権限を付与することもできます。
ユニバーサル購入では、アプリを一度購入すると他のプラットフォームでも購入したアプリやアプリ内課金の内容を使うことができるようになります。現時点でも便利な機能ですが、噂されているARMベースのMacが登場した時に、その本領を発揮するでしょう。
今回のアップデートでは、絵文字の追加もありました。「笑顔とハート」「手を合わせたポーズ」「パーティーフェース」など全部で9種類の絵文字が新たに追加されました。
Apple Arcadeでは、最近プレイしたゲームが「Arcade」タブに表示され、素早くアクセスが可能になりました。Apple CarPlayでは、例えば、CarPlayダッシュボードでGoogleマップなどの他社ナビのアプリが使えるようになりました。また、CarPlayから電話かける場合、発信先の情報がダッシュボード上に表示されるようになりました。
iPadOS 13.4がiPadにもたらす一番の変化は、マウスとトラックパッドで操作のサポートでしょう。マルチジェスチャに対応で、Appスペースのスワイプ、Appスイッチャーへのアクセス、ズームイン/アウト、タップでクリック、ホーム画面へ移動などの操作ができます。Apple純正のマウスや、先日発表されたトラックパッド搭載Magic Keyboardはもちろん、非純正マウスやトラックパッドも使用可能です。
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