カナダのNorthが開発しているスマートグラス「Focals 2.0」にカメラが搭載されることが明らかになりました。情報はCEOであるStephen Lake(スティーブン・レイク)氏のTwitterから。Focals 2.0で撮影したショートビデオが投稿されました。Focals 2.0は他のスマートグラスよりも小型で実用的ですが、だからこそビデオカメラの搭載はプライバシーの問題を引き起こす可能性があります。
Focals 2.0で撮影されたビデオがTwitterに
カナダのスタートアップNorthが開発しているスマートグラス「Focals 2.0」は、今年始めのCES 2020で初披露され、普通のメガネに見えるデザインが特徴的です。そして今回、Focals 2.0にビデオカメラが搭載されることが明らかになりました。
NorthのCEOであるStephen Lake(スティーブン・レイク)氏は、自身のTwitterにFocals 2.0で撮影したビデオを投稿しました。解像度などの詳細は判明していませんが、ビデオカメラの搭載はプライバシーの問題を引き起こす可能性があります。
Google Glassはプライバシーの問題で発売中止に
Googleが販売していたスマートグラス「Google Glass」は、スマートグラスの性能としてはほとんど問題ありませんでした。しかし、ビデオカメラを搭載していたことから、装着者が密かに動画を撮影できると非難されていました。
さらに、米国のレストランやバー、カジノではGoogle Glassを着用しての入店を禁止。こういった問題を受けてGoogleはGoogle Glassの一般販売を中止しました。
スマートグラスはAR技術を活用してユーザーが手にする情報を拡張してくれます。そのため、スマートグラスにはカメラなどの外部を計測できるセンサーを搭載する必要があります。Northがカメラを用いて何をすることができるかは発表されていません。Google Glassがたどった道をFocals 2.0は、どうやって回避するのか気になるところです。
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