タルトチェリーに関する最新の研究で、タルトチェリーをジュースやサプリメントの形で摂取することで、持久力や運動能力の向上に役立つ可能性があることが発表されました。あまり聞き慣れない「タルトチェリー」ですが、別名サワーチェリーとして身近なものだとお菓子に使われる事が多いそう。洋菓子のサクランボやサクランボのお酒である「キルシュワッサー」と聞けば思い出す方も多いかもしれません。今回の発見は、血圧の低下やLDL悪玉コレステロール値の低下など、タルトチェリーの知られざる秘めたパワーに関する研究です。この果物から作られたジュースは、アスリートの間でじわじわと人気が高まっています。
スーパーフードとしてアスリートから注目を集める
モンモレンシーチェリーは、一般的にタルトチェリーと呼ばれ、強力なポリフェノールをはじめとするさまざまな健康効果から、しばしば 「スーパーフード」 と呼ばれています。これらのサクランボから作られるジュースは、従来のものよりも酸味が強く、プロやアマチュア問わずアスリートの間で人気のリカバリードリンクとなっています。
このスーパーフードに関する最新の研究では、トレーニングからのリカバリーだけでなく、持久力を向上させるチェリーの可能性に言及しています。本研究はモンモレンシーチェリーの10項目に及ぶ過去の持久力に関する研究と、リカバリーに関する研究を含んでおり、これらの研究に参加した人のほとんどは持久力系のアスリート選手でした。
趣味のランニングでも効果アリ
実験では、タルトチェリーをサプリメントやジュースとして摂取すると、持久力の運動能力が著しく向上する可能性があることを示しています。この研究では、1日あたり200mgから500mgのサプリメントまたは60mLから90mLの濃縮ジュースを、トレーニングの1週間前から当日まで参加者に摂取してもらいました。
その結果、トレーニングのレベルが低い選手には能力の向上に効果が認められました。しかし、トレーニングレベルの極めて高い一流の選手には、はっきりとした向上効果は認められなかったという。タルトチェリーとパフォーマンとの間に、サプリメントとして最適なパフォーマンス戦略を見出すためにさらなる研究が必要ではありますが、趣味でランニングやサイクリングなどの持久力の求められるスポーツを楽しむ際には効果を実感できるのではないかと結論付けています。
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