あのハプニングも再現! Tesla CybertruckのR/Cモデルが登場。

Teslaの「Cybertruck」が欲しい! でもElon Musk氏の生産開始のゴーサインを待てない! という人も多いことでしょう。でも、もう心配する必要はありません。ミニカーブランドのHot Wheels(Mattel社)が、CybertruckのR/C(ラジコン)カーを発売します。限定版のピックアップR/Cには2種類のサイズが用意されており、一方は既存のHot Wheelsの製品と同じ大きさで、もう一方はずっと大きく、より細かい作りになっています。

Mattel社はアメリカを代表する玩具メーカーのひとつであり、あのバービー人形の生みの親でもある。同社のHot Wheelsは、男の子向けのミニカーを製造するブランドだ。

こちらは1/64スケールのHot Wheels Cybertruck R/Cで、全長は実車の約232インチ(5.89m)ではなく、わずか3インチ(7.5cm)です。価格も20ドル(約2,200円)とお手頃なので、賛否両論のある4万ドルのピックアップよりずっとリーズナブルです。

Hot Wheelsのレース用トラックで走らせることができ、水平のトラックと、高さ9インチ(約22cm)までのクラシックなトラックループのどちらでも遊べます。2輪駆動方式を採用しており、「Chill」と「Sport」のふたつのスピードモードを備えています。後者の場合、最大500mph(約800km/h)に相当するスピードになります。バッテリーは充電式で、コントローラーから行います。

サイズの差は歴然で、1/10スケールはディテールの再現が凝っているのが特徴。

1/10スケールのCybertruck R/Cに関しては、実物の十分の一のサイズではあるものの、とても大きく感じます。こちらは限定モデルで、スピードモードは1/64スケールと同様に「Chill」と「Sport」があります。後者の場合、時速25マイル(40km/h)以上で走行できます。

全輪駆動方式を採用しており、ヘッドライトやテールライトも点灯します。ボディ後部には、本物のCybertruckと同じようなトノカバー「ヴォールト」と、荷物積載用のスロープになる伸縮自在のテールゲートを装備。プラスティック製のボディを取り外せば、細かく再現されたインテリアを見ることができます。

テールゲートやトノカバーなど、細かく再現されたギミックが面白い。また、例の“ハプニング”を再現できるのが何ともアイロニックだ。

このR/Cにはメーカーの遊び心が詰まっています。Cybertruckの発表会イベントで、Teslaの「割れない窓」が計画通りにいかなかった瞬間を再現できるビニールステッカー(ひびの入った窓)が付属されています。このステッカーを貼って遊ぶことで、当時のElon Musk氏の心情に共感できるようになるでしょう。

実車はすでに14万台以上を受注しているという。あなたの家庭にも、1台いかがだろうか(もちろんR/Cで)。

1/10スケールのCybertruck R/Cは、9.9V、3,300mAhの充電式バッテリーを搭載しています。メーカーのMattelによると、充電時間は1/1スケール、すなわち実車と同じだそうです。価格は400ドル(約44,000円)と、サイズ感を考えると妥当な設定ではないでしょうか。

1/10と1/64、あなたはどちらを選ぶ?(どちらにしても、金属製のボールは投げつけないようにしよう)

これらの新しいR/Cトラックはサイズこそ小さいかもしれませんが、単なるおもちゃだと誤解しないでください。Mattelによると、同社のデザイナーたちはTeslaのCybertruckスタジオで綿密に計測を行い、ボディフレームの3Dプリントを作成して比率と寸法を正確に合わせたといいます。1/10スケールのCybertruckの内装には、小さな座席やその他のディテールまで再現されています。

シート形状も本物そっくりに再現している。なんとも男心をくすぐるおもちゃである。

今回ご紹介した2台のHot Wheels CybertruckのR/Cモデルは、ホリデーシーズンにあたる2020年12月15日から出荷される予定です。もし欲しいと思ったなら、購入のタイミングを逃さないようにしましょう。Mattelによると、限定的なリリースのため商品が売り切れ次第終了となります。

あなたが硬派な大人で、R/Cを走らせて遊ぶことに興味がないとしても、その高い再現度と話題性から、インテリアグッズとして部屋に置いてみるのもいいのではないでしょうか。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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