8人乗りの大型SUV 新型日産「パスファインダー」発表!2021年夏発売予定

日産は新型『パスファインダー(Pathfinder)』を北米で発表しました。兄弟車のピックアップトラック『フロンティア(Frontier)』とともに全面改良を受け、ユーザーから人気の高い機能は引き継ぎつつ、洗練性を高めています。初代と2代目は、かつての『テラノ』の輸出仕様でした。

先代モデルよりもオーバーハングが短くなったほか、日産のVモーショングリルには3つのスロットがあり、これは初代パスファインダー(テラノ)にちなんだものだといいます。LEDヘッドライトやデイタイムランニングライトは標準装備。テールライトはスリムになり、テールゲートにはサテンクロームの「PATHFINDER」ロゴが入っています。用意されるボディカラーは14色で、そのうち5色はツートンカラーとなります。

日産『パスファインダー』

3.5L直噴V6エンジンが搭載され、284馬力、351Nmのトルクを発揮。トランスミッションはCVTから9速ATに変更されました。4輪駆動モデルには、7種類のドライブモード(Standard、Sport、Eco、Snow、Sand、Mud/Rut、Tow)を備えたインテリジェント4WDシステムが搭載されます。日産が言うには、ダイレクトカップリングを採用し、トラクションの低い状況での走破性を向上させるとのこと。

サスペンションはフロントストラット、リアはマルチリンクを採用。前後にスタビライザーバーが装着されています。6,000ポンド(約2,700kg)の牽引能力を持ち、トレーラーのふらつきを防止するスウェイコントロールを標準装備しています(一部グレードのみ)。

インテリアも大きく変わりました。10.8インチのヘッドアップディスプレイと12.3インチのデジタルメーター、9インチのセンタータッチスクリーンを搭載。先代のシフターは電子式に変更され、センターコンソールのスペースが広くなりました。

シート表皮はファブリック、本革、キルトセミアニリンレザーから選択でき、アンビエントライトも用意されています。インテリアトリムは、ブロンズメタリックを含む7種類のテーマから選択可能。また、フロントガラスには遮音性に優れた合わせガラスを、2列目には厚めのガラスを採用したほか、ドアとフロアの静粛性を高めています。

8人乗りの3列シートが標準仕様となっていますが、2列目に取り外し可能なセンターコンソール付きのキャプテンシートも用意されています。60/40分割の3列目を倒すと、ゴルフバッグを4つ収納できるとのこと。オプションとして、運転席10ウェイパワーシート、シートヒーター&クーラー(フロント)、後席シートヒーター、3ゾーン・クライメートコントロールなどがあります。

日産のコネクテッド機能「NissanConnect」が全モデルに標準装備されており、WiFiホットスポット、ワイヤレス充電器、13スピーカーのBoseオーディオシステム、Apple CarPlay/Android Autoを搭載しています。

日産『パスファインダー』

安全装備として、日産の運転支援システム「セーフティシールド360」を標準装備。歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、レーンディパーチャーウォーニング、ハイビームアシスト、リア自動ブレーキ、インテリジェントドライバーアラート、リアドアアラートを備えています。

「SV」および「SL」グレードには、アダプティブ・クルーズ・コントロールとレーンキーピングを組み合わせたプロパイロット・アシスト(ProPILOT Assist)も用意されます。また、上位グレードの「プラチナ」には、ナビとリンクしたプロパイロット・アシストが設定されており、高速道路のカーブやインターチェンジに合わせて速度を自動調整したり、目的地手前の高速道路出口で減速したりすることができます。

価格はまだ公表されていませんが、2021年夏に発売される予定です。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です