今月初め、米SSC(シェルビー・スーパーカーズ)は、高速道路を閉鎖してハイパーカー「トゥアタラ」を走らせ、最高速度記録に挑戦しました。その結果、最高時速331.1マイル(532.8km/h)、平均時速316.11マイル(508.7km/h)に達したと主張。しかし、記録更新時の動画を見た人々からは、異議を唱える声が上がりました。
疑惑に対し、SSCの創業者であるジェロッド・シェルビー氏が最高速走行の詳細を明らかにしました。シェルビー氏は、速度記録に誤りはないとしながらも、動画内の速度表示が誤っていたと主張。なぜそのような不一致が生じたのか、説明を展開しました。
10月19日には2本の動画が公開されており、そのうち1本は速度を表示したコックピットからの映像で、もう1本はBロールの走行映像でした。シェルビー氏によると、編集側にミスがあり、SSCは公開前に映像の正確性をダブルチェックしなかったといいます。
公開された2つの動画にはそれぞれ不正確な情報が含まれており、それはSSCの意図したものではなかったとのこと。シェルビー氏は、編集者が速度を表示するデータログをオーバーレイした場所に間違いがあったようだと述べ、走行中の記録との差異が生じたとしています。SSCは実際の映像を最もシンプルな形で公開するため、撮影を担当したDriven Studiosと協力しているとのこと。
同社によると、トゥアタラは5速から6速にシフトアップして7700rpmまで回転し、時速380kmで走行。その後もプッシュし続け、8600rpmで時速331.1マイル(532.8km/h)に達したといいます。
SSCは現在、疑惑を晴らすため、再び記録走行に挑戦する準備を進めています。
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