AMDは12月10日にユーティリティーソフトRadeon Softwareの大規模アップデートである、「Radeon Software Adrenalin 2020」を発表しました。このアップデートにはAMD Linkだけでなく、新たなUI(User Interface/ユーザーインタフェース )などが含まれています。
AMD Linkのアップデート:外出先からのプレイが可能に
AMD Linkは、元々Radeonグラフィックスカードを搭載したPCから、モバイルデバイスと同じローカルWi-Fiネットワーク上でゲームをストリーミングするだけのものでした。そのため、ベッドやソファの上でプレイするには適していましたが、外出先でのプレイはできませんでした。
しかし、今回のアップデートにより、PCがインターネットに繋がっていれば、多少のラグこそあるものの外出先からストリーミングすることが可能になりました。これは、GoogleのStadiaやMicrosoftのxCloudのようなクラウドベースのゲームストリーミングに違和感を覚えている人でも満足しそうな内容です。
UIのアップデート:複数のサービスをひとつのプラットフォームから起動
UIのアップデートではデザインの変更だけでなく、キーボードのショートカットや、ゲームランチャーに関わらずひとつのプラットフォームからゲームを起動できるようになります。
- Steam
- Origin
- Epic Games
など複数のサービスを利用しているユーザーには、多少役に立ちそうです。
まとめ
外出先でPCゲームができるようになるアプローチは、ほかにも
- SamsungのPlayGalaxy Link
- ValveのSteam Remote Link
などがあります。AMDやNVIDIAのようなグラフィックカードのメーカーは今後、リモートのゲームストリーミング分野へのアプローチを強めていくのかもしれません。
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