カメラアプリに関心があれば一度は VSCO の名前を聞いたことがあるでしょう。Instagram 最大のライバルとも言われる VSCO です。同社は360度カメラの有力メーカー Rylo を買収しました。Ryloの代名詞の1つといえば高解像度の360度カメラなのですが、VSCO は、Ryloのハードウェア部分よりも動画技術に惚れて買収を進めたようです。Rylo の技術は VSCO に取り込まれ、VSCO の動画領域の強化に貢献していくでしょう。そして、新たなイノベーションの創出に役立つであろうと、VSCO は自社のプレスリリースで自信を覗かせました。
動画編集アプリの需要とその背景
2019年12月10日にRylo買収を発表した VSCO によると、動画編集アプリはますます人気を集めているジャンルだと明言しています。VSCO の動画編集ツールを利用する人数も大幅に伸びているそうで、この発表からも先ほどのコメントが裏付けられそうです。VSCO といえば画像加工のイメージが定着していた一方、意外にもGIF機能も高い人気があるようです。今回の発表で VSCO の動画領域の展望が明かされたわけですから、私たちは期待とともに VSCO へのイメージを改める必要があるかもしれません。
動画編集アプリが今後も需要を高めていくのはごくごく自然なことでしょう。動画編集そのものが一般化されつつあり、端末の高機能化がその一躍を担っています。最新のスマートフォンの多くは、ユーザのニーズにあった動画編集ができるよう、どんどん高度な処理能力を搭載するようになっています。
VSCO のサブスクリプション
2020年2月11日現在、VSCO は年間2,400円(月払いは580円)で動画編集の機能を提供しています。AndroidとiOSのユーザはそれぞれの端末のカメラロールから VSCO アプリへすぐに動画をインポートできるようになっています。インポートした動画は、アプリにプリセットされているフィルターまたはツールキットで編集できます。自分好みのプリセットを探してみるのも楽しそうです。
Rylo は使い続けられる
もちろんRyloのカメラを持っている方はご安心を。Ryloが販売したカメラは保証の対象となります。同社が公開しているモバイルアプリも向こうしばらくは利用できます。2021年1月までアプリはダウンロード可能ですので、興味があればどんなものか見てみてもいいでしょう。Rylo の特徴や強みがどのように VSCO に取り込まれるのか、追いかけると意外な気づきがあるかもしれません。
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