米国時間の12月11日、YouTubeは「嫌がらせやネットいじめに関するポリシー」を更新したと発表しました。この更新には主に4つの変更点が加えられています。
- 暗示的な脅しの禁止
- 保護対象グループに対するヘイトスピーチ
- 複数の動画をまたいだ嫌がらせ
- 有害なコメントのレビュー機能
以下では、更新された点について詳しく見ていきます。
暗示的な脅しの禁止
YouTubeはこれまで直接的な脅しの内容が含まれている動画は削除してきましたが、今回の変更により、暗示的な脅しの内容が含まれている動画も削除するようです。例えば、武器を振り回しながら、「次は気を付けたほうがいいぞ」と発言することなどが対象になります。
保護対象グループに対するヘイトスピーチ
人種やジェンダーなどを含む保護対象グループへのヘイトスピーチが含まれる動画は削除されるようになります。このポリシーは個人だけでなく、人気YouTuberや有名人にも適用されるようです。
複数の動画をまたいだ嫌がらせ
単体の動画ではポリシー違反にならなくても、複数の動画をまたいでポリシー違反をしているチャンネルは厳しく罰せられるようになります。こういったチャンネルはYouTubeパートナープログラムから除外され、収益を受け取れなくなります。
有害なコメントのレビュー機能
クリエイターが自身のチャンネルに投稿された有害なコメントを公開前にレビューできる機能が追加されます。この機能はすでにほとんどのチャンネルに追加されているようです。
まとめ
今回のYouTubeのポリシー更新は、日本で過激な内容の動画を投稿しているクリエイターにも影響を与える可能性があります。12月10日に発表された利用規約の変更に続き、今後さらに大きな波乱を呼ぶことになるかもしれません。しかし、今回のポリシー変更は決して動画をつまらないものにするためのものではなく、より良い動画コンテンツを残すための策だという点を忘れてはいけません。
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