NASAは、民間宇宙飛行クループログラムの最新状況を発表しました。SpaceXと協業してCrew Dragon(クルー・ドラゴン)の定期的な打ち上げを予定しており、その詳細とスケジュールがアップデートされました。SpaceX Crew-1ミッションと名付けられたこの打ち上げは、2020年10月23日までに行われる予定で、NASAとJAXAから合計4人の宇宙飛行士が参加します。このメンバーの中に、野口聡一さんが含まれています。
JAXAから野口聡一さんも参加するプロジェクト
国際宇宙ステーションに向かう4人の宇宙飛行士には、NASAのマイケル・ホプキンス宇宙飛行士、ミッションスペシャリストのシャノン・ウォーカー宇宙飛行士、パイロットのビクター・グローバー宇宙飛行士が含まれます。メンバーの中には、日本のJAXAのミッションスペシャリストである野口聡一さんも加わります。4人は約6ヶ月の間、国際宇宙ステーションに滞在しミッションに従事する予定です。
打ち上げは、フロリダ州のケープカナベラルから、SpaceX社のファルコン9ロケットで行われます。宇宙飛行士が搭乗した初の運用飛行です。NASAにとって画期的な出来事となり、アメリカ本土からの宇宙飛行士の打ち上げが再開されることになります。
Crew-1の打ち上げスケジュールは1ヶ月後ろ倒し
今回の打ち上げはSpaceXのDemo-2の試験飛行に続きます。2020年5月に2人の宇宙飛行士をISSに送り込み、今月初めに無事に帰還させたプロジェクトでした。このプロジェクトの意義は、民間企業が所有・運営する宇宙船が、初めて有人試験飛行を実施した点にありました。
NASA は、10月下旬の打ち上げを目標としていますが、スケジュールは今後確定となると見込まれています。当初のスケジュールではCrew-1の打ち上げは9月下旬を予定していました。ロシアのソユーズの接近を考慮に入れ、国際宇宙ステーションに滞在する既存のメンバーの帰還に合わせて計画を再調整したと説明しています。
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