自家製ロケットで地球平面論に挑むマイク・ヒューズ、着陸に失敗し激突死

遥かなる空に挑むと言うことは人類の夢の一つです。雲を越え宇宙に行くことに想いを馳せない男子はいないでしょう。しかし、どちらの夢も理論と研究だけでなく、何十年にもわたる長い年月の検証と、現代社会では政府当局による規制をクリアする必要があります。それでも、夢を見ている人たちは自分たちの飛行機を作って、困難に打ち勝つことをあきらめる事を知らないようです。ケガや軽い骨折で済むこともありますが、マイケル「マッド」ヒューズのように、残念ながらそうもいかないこともあります。

飽くなき宇宙への挑戦

マイク・ヒューズ氏はすでにスタントマンとして高い名声を得ていましたが、3年前に通常のジェットエンジンではなく、蒸気を動力とする独自のロケットを開発すると世界に発表した際、さらなる名声を得ました。当然のことながら航空当局の許可が下りず打ち上げを断念した事もありましたが、いくつかの法的なハードルを乗り越えた後、ヒューズ氏は2018年3月に初めて自家製DIY蒸気ロケットに乗り、生きて伝説を作りました。

2月22日(土)に2回目の発射を試みましたが、天は命知らずの彼に味方をしませんでした。目撃者の証言とビデオ映像には、ロケットのパラシュートは無残にも発射直後に引きちぎられていたそうです。ロケットは空中をらせん状に回転した直後、カリフォルニア州バーストーの247号線へ墜落しました。享年64歳でした。

ヒューズがどうしても証明したかったある事

ヒューズの野望には議論の余地がなかったわけではありません。彼の最終的な目的は、誰でもロケットを作れるということを我々に示す事以外に、地球が平らであることを証明することだった。皮肉なことに、彼の最期となった打ち上げはDiscovery’s Science Channelの「DIYロケット」シリーズで記録されていました。

日本でもバラエティ番組で取り上げられ、ご存知の方も多いのでは。またヒューズは生前、周囲に「人は、並外れたことを成し遂げられる、と人々に納得させたいのだ」と、話していたそうです。

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