メルセデス・ベンツがZoomで旧車イベントを配信:車好きセレブ多数参加

カリフォルニア州のリゾート地、ペブルビーチで毎年開催されている「コンクール・ド・エレガンス(Concours de Elegance)」は、クラシックカーの保存状態と優雅さを競うコンテストです。今年は中止とされていましたが、メルセデス・ベンツは車好きの要望に応えるために、初のオンライン版「コンクール・ド・ズーム(Concours de Zoom)」を企画しました。

メルセデス・ベンツは、実業家のマーサ・スチュワート、コメディアンのジェイ・レノ、ラッパーでありハリウッド俳優でもあるリュダクリスなど、著名なセレブやメルセデス愛好家を招いて、Web会議サービス「Zoom」を使用したバーチャルショーを行いました。

このコンクール・ド・ズームは2020年5月1日午後5時(東部標準時)に開催。イベントの様子は、前述のZoomを介してオンラインでストリーミングされました。単なるバーチャルのカーイベントではなく、ここで得られた収益はアメリカ赤十字社に寄付されます。

イベントには、YouTubeのパーソナリティで女優のマデリン・ペッチ、プロゴルファーのリッキー・ファウラー、カナダの映画監督コール・ウォリザー(Cole Walliser)など、その他のゲストが多く登場しました。

コメディアンのジェイ・レノは、業界内でも屈指の車好きとして知られています。エミー賞を受賞したYouTubeチャンネル「Jay Leno’s Garage」は、現在300万人近くの登録者がいます。レノは、1932年のメルセデス・ベンツ「SSKL」や「600」をはじめとする300台近くの車やバイクを所有。自動車史に残る名車のコレクターです。

レノは、著名なセレブリティたちと一緒に、ガレージに保管されているメルセデス・ベンツの各モデルについて語り合ったようです。1908年製の「Benz Aero(愛称:ラビット・ザ・ファースト)」、1956年製の「300 SLガルウィング(SLS AMGの前身)」、1988年製の「560 SL」、1991年製の「G300 D」など、メルセデス・ベンツを象徴する車両の数々を展示。

クラシックカーだけでなく、「A220」「GLS 500」「AMG S63クーペ」「AMG GT 63/AMG GT Cクーペ」など、最新モデルも並びます。こうした、より多くの人々が気軽に参加できるオンラインイベントは、コロナ終息後もごく一般的な手法として定着するでしょう。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です