キャデラックの超高性能車、CT4-VとCT5-Vのブラックウィングセダン登場

キャデラックは、新しいスポーツセダンの2つの「超高性能」バージョンを発表しました。CT4-VブラックウィングとCT5-Vブラックウィングは、特別なエンジンだけでなく、マニュアルトランスミッションのオプションも提供しています。現在の 「CT4」 と 「CT5」 の最も高性能なバージョンとなり、サブブランド 「Vシリーズ」 の中の、「CT4-V」 と 「CT5-V」 の2020年モデルを上回っています。

超高性能バージョンで賭けに出る

サブブランドであるVシリーズは年々成長しています。キャデラックは当初、パフォーマンス志向のドライバーのために、いくつかの専用チューニングを施した車を提供していました。その中には、過剰なほど高級なセダン「CTS-V」も含まれています。これには、コルベットにも採用されている640馬力の6.2リッタースーパーチャージドV8エンジンが搭載されていました。

しかし時が経つにつれて、キャデラックもまた、スポーティでありながら、より手の届きやすいバージョンの車にVシリーズのバッジを使用するようになりました。それはCT4-VとCT5-Vに当てはまります。CT4-VやCT5-Vは、マグネティック・ライド・コントロール4.0や、調整されたエンジンなどの機能を備えていますが、CTS-Vのような突飛なパワーはありません。このような流れから脱却し、今、ブラックウィングは賭けに出ることにしました。

レースではレジェンド車より早いタイムを記録

この2つの新型車の正確な仕様はまだ明らかにされていませんが、今明かされている情報だけでも、私たちの興味をそそるには十分なものです。キャデラックによれば、Vシリーズ・ブラックウィングのモデルは、特別に調整されたシャシー、車両制御技術、エンジンを搭載するそうです。また、スポーツセダンでは珍しくなってきているマニュアルトランスミッションが搭載される予定です。

キャデラックは、ブラックウイングのバッジを付けた2台は、先代モデルよりも速くなるだろうと示唆しています。また、以下のようにも述べています。「CT4-VブラックウイングとCT5-Vブラックウイングは、国内のサーキットやロードコースでのセッションを含むテストを行っています。今年の初め、バージニアインターナショナルレースウェイでは、それぞれの車が伝説のATS-VとCTS-Vよりも数秒速いラップタイムを記録しました。」

これらの車を際立たせているのは、マニュアルトランスミッションだけではありません。一般的にSUVやクロスオーバーへの関心が高まっている業界において、セダン部門を手放そうとしないキャデラックは、業界ではある種の異例の存在となっています。同社の幹部は、セダンがもはや主要なカテゴリーではないとしても、米国にはまだ健全なセダン市場があると主張しています。

キャデラックの潜在的な購入者で、セダンを欲しがっていて、トラック走行を必要としている人がどれだけいるのか、正確な人数はまだわかりません。キャデラックによると、Vシリーズのブラックウィングモデルは限定販売となり、他を寄せ付けない特別な仕様になるとしています。詳細は近日中に明らかになるようです。

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