イギリスの高級自動車メーカー、アストンマーティンは、最新の高級SUV「DBX」のティーザー動画をYouTubeで公開しました。アストンマーティンは新型DBXを「世界で最もパワフルなラグジュアリーSUV」と呼んでおり、おそらくランボルギーニのウルスやロールス・ロイスのカリナン、ポルシェのカイエン・ターボGTといった強豪SUVライバルに勝つためのパワーを備えていると思われます。
アストンマーティンが公開した13秒という短いティーザー動画では、V型12気筒と思われるエンジン音が確認できるほか、ホイール、サイドボディー、ヘッドレストの一部が映し出されています。また、投稿された動画には、「変化がやってくる」や「パワーは語る」というキャッチコピーが説明に添えられています。
アストンマーティンのSUVの中で最もパワフルなDBXは、2022年2月1日にデビューする予定です。アストンマーティンは詳細についてまだ口を閉ざしていますが、私たちは地球上で最もパワフルなSUVになると予想される車のボンネットの下に何があるのか、いくつか推測してみたいと思います。

現行のDBXは、メルセデスAMG製の4.0リッターV8ツインターボエンジン(ヴァンテージ、DB11、DBSにも搭載)を搭載し、最高出力542ps、最大トルク516psを発生。パワーはリアバイアスAWDシステムと9速ATギアボックスを経由して4輪に供給されます。

時速0-100kmまで4.3秒で加速し、最高速度は291km/hを発揮します。昨年12月にSlashGearのVictoria Scott(ヴィクトリア・スコット)がDBXを試乗した際、アクセルを踏み込むんだ時の加速を絶賛し、「DBXはラグジュアリーSUVというアストンマーティンにとって初挑戦となるフォーマットながらも、それを初めてのトライで最高傑作を創り上げたことを誇示した。」と語っていました。
しかし、SUVは競合が多いフォーマットで、DBXは、650馬力を発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載のランボルギーニのウルス、同じく4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し631馬力を発揮するポルシェのカイエン ターボGTなど、他の猛者達の陰に隠れたままでした。
DBXがライバルに打ち勝つ術は何か?それは、スピードスターと同じ5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンだと予想します。5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンが搭載された場合、最高出力691psは下らないでしょう。あるいは、アストンがSUVの世界制覇を目指しているなら、ハイパーカー「ヴァルキリー」の1,000hpのコスワースV型12気筒エンジンを搭載することも考えられますが、このエンジンは高級SUVには少しやりすぎ感が漂ってしまうでしょう。
気になる点は、新型DBXは昨年発表されたマンソリーDBXよりもパワーがあるのか、ということです。注目の新型DBXの全貌は数週間後に明らかになります。
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