仏シトロエンは、2シーターEV「My Ami Buggy Concept(マイ・アミ・バギー・コンセプト)」を発表しました。このバギーは2人乗りのフル電気自動車「Ami」をベースにデザインされました。
マイ・アミ・バギーのデザイナー、Samuel Pericles(サミュエル・ペリクレス)氏は、「マイ・アミ・バギー・コンセプトは、象徴的で現代的な工業製品の最も純粋な精神を受け継いだ、機能的でシンプルなものでなければなりませんでした」と語っています。
これまでのAmiとは異なり、マイ・アミ・バギー・コンセプトにはドアがなく、代わりに、透明な防雨カーテンがあり、風雨を防ぎます。もちろん、このカーテンは必要なときに引き戻したり、取り外したりすることができます。パノラマルーフとフロントガラス上部の便利なルーフキャップは、開放感を高めると同時に、降り注ぐ太陽光から目を保護します。
一方、ヘッドライトグリル、存在感のあるバンパー、保護用のブルバー、LEDライトバー付きのルーフラックなど、オフロードの雰囲気は継続されています。ブラック、カーキ、イエローの組み合わせは「キャンプ用品からインスピレーションを得た」もので、「このクルマの機能的で堅牢な性格を強調している」とシトロエンは述べています。また、足元のマッドタイヤとゴールドのオフセットリムもアクセントになっています。
アウトドアテーマはエクステリアだけでなく、インテリアにも施されています。シートには厚めのアドバンストコンフォート・メモリーフォーム・クッションを採用。取り外し、交換、洗濯が可能なので、アウトドアでのアクティビティを楽しみ泥まみれや、濡れたままでも躊躇せず乗り込めます。また、Amiと同様に、巧みに設計された持ち運び可能な収納ケースを備え、荷物を収まるように設計された様々な場所に収納することができます。そして、ほとんどのアクセサリーが3Dプリントで作られているのも興味深い点です。
パワートレインに関しては未公開ですが、Amiと同じく8馬力の電気モーターと5.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高速度は約48km/h、航続距離は約76kmを実現するとみられています。万が一、電池が消耗した場合でも、家庭用の220Vコンセントで3時間ほどで充電が可能だそうです。
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