北米で初公開!スバル『フォレスター・ウィルダネス』 タフすぎるファミリーSUV

スバルは、人気SUV『フォレスター』をベースにした北米専売モデル『フォレスター・ウィルダネス』を発表しました。ウィルダネスは標準モデルにオフロード走破性の強化と専用デザインを施したもので、今年3月に登場した『アウトバック・ウィルダネス』に続くシリーズ第2弾となります。

特徴はなんといっても、ラフな環境でも耐え抜く機能性の高さです。ボディ全周にブラックのプロテクションパーツを装着し、ボディを保護するとともにデザイン性を高めています。最低地上高は約13mmアップの約233mm。サスペンションに専用コイルスプリングを採用したほか、セッティングを調整することでコーナリング時の安定性向上を図り、オンロードでの快適性も改善しているとのこと。

17インチの専用ホイールには、ヨコハマのオールテレーンタイヤ「ジオランダー」を装着し、悪路でのトラクションを確保。タイヤのサイドウォールにはホワイトレターも施されており、オフロード車にふさわしいルックスを備えている点も見逃せません。

エンジンには標準モデルと同じ2.5Lの水平対向4気筒エンジンを採用し、最高出力182hp、最大トルク240Nmを発揮します。しかし、ウィルダネスではレシオカバレッジを拡大し、ファイナルギヤ比をローギヤ化したリニアトロニックと組み合わせることで、幅広い環境での駆動力を高めています。空冷のオイルクーラーも追加され、牽引能力は標準の2倍にあたる1,360kgを誇ります。

内外装にはアクセントカラーの「アナダイズドイエロー」が施されています。インテリアは、ブラックとグレーの落ち着いた色合いを採用。撥水性のあるシート表皮など、想定される使用環境に応じた仕上げとなっています。その他、ルーフレールを拡大して積載量を増やし、新たにロープ穴を設けるなど機能性も強化されました。

新型フォレスター・ウィルダネスの価格は32,820ドル(約360万円)から。なお、2022年モデルの標準のフォレスターは25,195ドル(約280万円)からとなっています。米国での発売は2021年10月を予定しています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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