クラシックなポルシェ『911』のレストモッドなどを手掛けてきたドイツのギュンターワークス(Gunther Werks)は、最新作の『993リマスタード・バイ・ギュンターワークス』を発表しました。
米国のモータスポーツ専門メディアであるMotor Trendは、レースドライバーであるランディ・ポブストを起用し、この993リマスタードのテスト走行を実施。ウィロー・スプリングスの高速コーナーではオーバーステアを見せましたが、その速さを存分に見せつけました。
ラップ走行は4回行われ、最速タイムは1分27秒60。同コースでは、『991.2ターボ・カブリオレ』が1分27秒27、『991.1ターボS』で1分27秒81を記録しています。993リマスタードは、パワーよりもハンドリングを重視しており、430hpのエンジンを搭載しています。ギュンターワークスによれば、このクルマはポルシェが公式には作らなかった「993 GT3 RS」のようなものであるとのこと。
ギュンターワークスは、オリジナル車両のボディを完全に分解し、金属部分をむき出しにしてから再構築しました。サスペンションは、『964』のマウントポイントと993のステアリングラックを利用して改良されています。
タイヤはピレリのコルサ(フロント295/30/ZR18、リア335/30/ZR18)を装着。エンジンは空冷フラット6で、パワフルなエグゾーストノートを響かせるとのこと。車重は1,225kg以下と軽量で、控えめなパワーでも十分に速く走れます。
993リマスタード・バイ・ギュンターワークス は、25台のみの製造を予定しており、価格は58万5,000ドル(約6,460万円)からとなっています。
コメントを残す