米ネバダ州の新興企業トラックハウス(TruckHouse)は、トヨタ『タコマ』をベースとしたRV車を発表しました。中型ピックアップトラックであるタコマの荷台を使用し、コンパクトなキャンピングカーに改造しています。タフで頼もしく、室内も十分に広いモデルですが、価格はロールス・ロイスを超えるものに。
ピックアップトラックの積載量は限られているため、キャンピングカーに改造するのは簡単ではありません。トラックハウス社は、航空宇宙や海洋産業の建設技術を使用し、スペースや重量の制限を克服したとされています。
炭素繊維強化複合モノコックからなるリビングルーム「BCT」は、タコマのシャシーに直接取り付けられています。エクステリアや間取りの平面図は公開されていますが、インテリアは明らかになっていません。現時点でBCTはプロトタイプに過ぎず、タコマと合わせた総重量についても未確認です。
トラックハウスによると、BCT単体の重量は227kgであるといいます。間取り図では、タコマの荷台の上に突き出ている部分にクイーンサイズのベッド(Queen Bed)が置かれていることが分かります。ほかにもバスルーム(Wet Bath)やキッチン(Galley)、冷蔵庫/冷凍庫の引き出し(Drawer Style Fridge/Freezer)、コンバーチブル・ダイネット(Convertible Dinnette)も示されています。
コンバーチブル・ダイネットはダブルベッドにもなり、4人で寝ることができます。リビングルームの前後左右に窓が多く備わっている点も特徴的です。画像のBCTはタコマTRDプロをベースにしていますが、トラックハウスによると、どのグレードでもキャンピングカーへ改造できるといいます。
価格は285,000ドル(2,955万円)から。フルオプションだと380,000ドル(3,940万円)からと、ロールス・ロイス『カリナン』より高くなっています。
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