三菱のコンパクトカー『ミラージュ』の2021年モデルが米国で発表されました。ミラージュは米国で最も手頃な価格かつ燃費の良い移動手段として、その地位を堅持しています。最新モデルには、ハッチバックとセダン「G4」の2種類が用意されており、どちらもエクステリアデザインのブラッシュアップが施されています。
価格は、ハッチバックが14,295ドル(146万円)から、G4セダンが15,295ドル(157万円)からとなっており、日産『ヴァーサ』やヒュンダイ『アクセント』などライバルのコンパクトカーを凌駕しています。
改良に伴い、三菱のアイコンである「ダイナミックシールド」グリル、新形状のフロントおよびリアバンパー、LEDコンビネーションテールランプを採用し、力強さとフレッシュな印象を与えるスタイリングとなりました。
ハッチバック、セダンともに1.2L 3気筒DOHCエンジンを搭載し、5速MTまたはCVTと組み合わされます。この小さなエンジンは78馬力と100Nmのトルクしか発生せず、「遅い」「平凡」といったミラージュの評価を作り出す要因となっています。
しかし、かのジェームズ・メイが指摘するように、運転を楽しむために大量のパワーは必要ありません。ハッチバック、セダンともに十分に生き生きとしていて、運転しやすいクルマです。さらに、EPAサイクルで市街地15.3km/l、高速道路18.2km/lという燃費の良さも特徴の1つです。
米国では、ハイブリッド車を除いて最も燃費の良いガソリンエンジンを搭載するモデルであり、週末の旅行に十分な荷物を載せられるトランクスペースを備え、5人乗車ができるコンパクトカーとして定評があります。
7インチのオーディオシステムを標準装備し、Apple CarPlay/Android Connectivityを搭載。全車に前方衝突被害軽減ブレーキと歩行者検知機能を装備。上位モデルの「SE」では車線逸脱警報とオートハイビームが追加され、ハッチバックで17,445ドル(179万円)から、G4で18,195ドル(187万円)からとなっています。
また、先日公開された2021モデルの『アウトランダースポーツ』と同様に保証が充実しています。10年/10万マイルのパワートレイン保証、5年/6万マイルの新車保証、7年/10万マイルの防錆保証、5年/走行距離無制限のロードアシストプログラムが付属します。これも特徴の1つと言えるでしょう。
オプションパッケージとして、「カーボナイトエディション(CE)」を新たに設定。専用フロントグリル、フロント&サイド&リアの専用バンパー、Bピラーのデカール、カーボンパターンにレッドのアクセントを加えたインテリアなどを備え、スポーティな雰囲気を演出しています。CEパッケージは、ハッチバックが16,995ドル(174万円)から、G4が17,995ドル(185万円)からとなっています。
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