ジェネシス EVコンセプトカー「Xスピーディウム」を発表

韓国の現代自動車のプレミアムブランドであるGenesis(ジェネシス)が昨年発表した電気自動車(EV)のコンセプト「Genesis X concept(Xコンセプト)」は、贅沢なプロファイルと、同ブランドの特徴的な「Two Linesランプ」フロントベンダー。今回ジェネシスは、そのXコンセプトに続く「X Speedium(Xスピーディウム)」を発表しました。これはあくまでコンセプトカーではありますが、ジェネシスは、このコンセプトカーのデザイン要素の一部は、今後発売される車に取り入れられることを示唆しました。

Xコンセプトと比較して、Xスピーディウムはルーフラインとトランクのデザインが変更され、より滑らかなカーブを描いています。特徴的なLEDヘッドライトはそのままに、クレストグリルを進化させたフロントは、ブランドのエンブレムを模したユニークなアウトラインを作り出しています。アストンマーティンDB10と似ている印象もありますが、ジェネシスの最新コンセプトEVは、フロントのグリルなど、「控えめさ」を表現した美学で、紛れもなくユニークな外観を与えています。韓国のインジェ・スピーディウム競馬場とその周辺の山々の風景からインスピレーションを得た「インジェ・グリーン」と呼ばれるボディカラーを採用。 ジェネシスXスピーディアムは、ラグジュアリーでありながら、Xコンセプトよりもスポーティさを感じるデザインです。

ジェネシスのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるLuc Donckerwolke(ルク・ドンカーヴォルケ)氏は、このコンセプトカーについて「これはショーカーではなく、ジェネシスのDNAを取り入れた、次のEVのアイデアを探求するデザインプロセスを具現化したもの」と述べています。

ジェネシスは、Xスピーディウムの発表と同時期に、「GV70」が米モンゴメリー工場で生産される最初の電気自動車になることを発表しました。モンゴメリー工場でのGV70の生産は、今年12月に開始される予定です。ジェネシスは、2025年まですべての新車をEVにし、2030年までに8車種のEVの展開を計画しています。

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