BMWは、2018年から米国で展開している自動車サブスクリプションサービス「Access by BMW」を中止すると発表しました。毎月定額料金を支払うことで好きなクルマに乗れる”サブスク”は、メルセデス・ベンツやポルシェなど高級車ブランドも参入しています。しかし、サービスから手を引くメーカーも少なくありません。
BMWのサブスクリプションサービスでは、その時のニーズに応じてさまざまな車種を利用することができましたが、月額2,000ドル(20万円)以上を支払う必要がありました。この高額な料金設定がサービス終了の理由と考えられます。BMWは公式のコメントで、「プログラムのキャパシティーが限界に達した」と述べています。サービス加入者数は公開されていません。
また、同社によれば「Access by BMW」は単なる試験運用ではなかったとのこと。このサービスには2つのプランがあり、エントリープランでは月々2,000ドルを支払うことで、SUVの『X5』や『4シリーズ』『5シリーズ』のセダンを利用できます。上位のプランでは『M4』『M5』『M6』『X5 M』といったハイパフォーマンスモデルを利用できますが、月額3,700ドル(38万円)が必要となります。
BMW以外にも、さまざまな自動車メーカーがサブスクリプションサービスに挑戦してきましたが、フォードは2019年にサービスを終了。アウディも今月初め、1月末までにサービスを終了すると発表しました。
多くのメーカーが手を引く中、ポルシェのサブスクリプションサービス「Porche Drive」は好調です。月額2,100ドル(21万円)からと高額ですが、ポルシェは熱狂的な顧客層をターゲットにしており、それが成功につながっているのかもしれません。
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