中国ニオの高級フラッグシップEV サブスクリプション展開

中国の自動車メーカー、ニオ(NIO)が新型のフラッグショップセダン『ET7』を発表しました。同社にとって4番目のEVであり、700kmの航続距離を実現しています。将来的には大型バッテリーの搭載により1,000kmに達するとされています。

最高出力480kW、最大トルク850Nmのデュアルモーター全輪駆動のパワートレインを搭載。フロントモーターは永久磁石ユニット(同期モーター)で、リアモーターは誘導技術(非同期モーター)を使用しています。ニオによると、静止状態から3.9秒で時速100km/hに達するといいます。

ニロ『ET7』

70kWhバッテリーは1回の充電で500km以上、100kWhは700kmの走行が可能とされています。ニオは2022年後半、約1,000kmの航続距離を実現する150kWhのバッテリーを導入するとしています。

ボディサイズは全長5,098mm、全幅1,987mm、ホイールベース3,060mm。エクステリアは個性的で、2本のLEDからなるヘッドライトと、車幅いっぱいに広がるテールライトが近未来的な印象を与えます。

インテリアは快適性を重視し、各シートにはスマートエアサスペンション、ヒーター、ベンチレーション、マッサージが標準装備されています。10.2インチのデジタルメーターと、12.8インチのセンターディスプレイを装備。ルーフは全面ガラス張りで、HUDを備えた先進的なダッシュボードを採用。熱帯雨林から採取したという天然の木材やナッパレザーなどが高級感を演出しています。

ドライバーが車両に近づくとフラッシュ式ドアハンドルが飛び出し、ドアがわずかに開く仕組みとなっています。もちろんソフトクロージャー付き。23スピーカーのオーディオシステムや、先進的な自動運転システムも搭載しています。

ニロ『ET7』

ニオはET7を月額約105ドル(約1万円)のサブスクリプションで提供。エントリーモデルは58,375ドル(606万円)から、上位モデルは81,230ドル(843万円)となっています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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