日産の北米法人は、自宅にいながら日産車を購入することができる、オンラインショッピングプログラム「Nissan@Home」を開始すると発表しました。このサービスは、今後数か月で全米の日産ディーラーで利用できるようになる予定です。
Nissan@Homeでは、PC、タブレット、携帯電話などの各端末から、試乗の予約や購入、納車、メンテナンス対応などを行えます。日産によると、自宅や飲食店など、ネットワークに接続できれば好きな場所から取引を完了させられるといいます。
日産のeコマース(電子商取引)担当役員のダン・モーンケは次のように述べています。
「Nissan@Homeは、お客様の求めているものを自由に購入できる機会を提供します。この新しいプログラムを通じて、日産ディーラーはより良い顧客体験を提供することができ、それがひいては業績向上にもつながります。これは日産にとって重要な第一歩であり、お客様にとっても大きな価値があります」
この夏、バージニア州、ミシガン州、テキサス州、フロリダ州、イリノイ州の日産ディーラーで同プロジェクトの試験運用を実施。その結果、試験に参加した各ディーラーは、全米への展開を推奨したとのこと。
バージニア州でディーラーを経営するダン・バニスター氏は、オンラインの需要について次のように語っています。
「オンラインショッピングの規模は大きく、今日の消費者が求めているものです。COVID-19はその需要を高めただけです。今夏のテストでは驚くべき結果を得ました。オンラインショッピング・ソリューションを利用した顧客との成約率がほぼ2倍になったのです」
日産は、2021年春までに全米の日産ディーラーに同サービスを拡大するとしています。現在は、試験運用に参加した上記7州のディーラーで引き続き利用できる状態です。
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