米Microsoftが4月14日にリリースしたWindows 10の累積更新プログラム「KB4549951」に関して相次いで不具合の発生が報告されています。KB4549951は、Microsoft Officeのセキュリティ改善、Windowsのセキュリティ強化、またファイルの保存と管理に関する更新を目的としたアップデートですが、一部では、プログラムをインストールした後に、ファイルが勝手に削除されるなどといった重大な問題が発生しています。
報告された不具合の中には、KB4549951をインストール後、「Blue Screen of Death(BSOD、死のブルースクリーン)」と呼ばれるシステムの突然停止になったというケースも含まれています。他にも、Bluetoothに接続できない、Wi-Fiに接続できない、システムのパフォーマンス低下などの問題が発生しているとの報告があります。
これまでにユーザーから報告されたKB4549951インストール後のBSODエラーコードは次のとおり、多岐に渡ります。
- PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA
- CRITICAL_PROCESS_DIED
- ACPI_BIOS_ERROR
- INACCESSIBLE BOOT DEVICE
- MEMORY_MANAGEMENT
- DPC_WATCHDOG_VIOLATION
- Portcls.sys
- 0x8007000d
- 0x800f081f
- 0x80073701
Microsoftに関するニュースサイトのWindows Latestは、Microsoftから修正プログラムが公開されるまで、「KB4549951」のインストールを待つか、すでにインストールしている場合は速やかにアンインストールすることを推奨しています。
ちなみに、現時点ではMicrosoftはKB4549951に関する問題を認識しておらず、この問題の修正には時間を要するとみられています。