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スマート 次世代EVを「Smart #1」と命名、写真公開

超小型車を製造する自動車メーカー、Smart(スマート)が、「Smart #1(スマート#1)」と名付けられた次世代のスマートEVのプロトタイプ写真を公開しました。スマート社は、2020年に企業再編を行い、現在、ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツと中国の自動車大手、吉利(ジーリー)による折半出資で再スタートしました。

スマート社によると、「#」と数字が組み合わさった名称は、同ブランドの次世代EVにも受け継がれるとのことです。また、「#」やハッシュタグは、「ソーシャルメディアにおいて最もホットな話題を示すために使用され、デジタル時代のトレンドセッターを連想させる」とスマート社は述べています。

スマート・オートモービルのグローバルセールス&アフターセールス担当バイスプレジデントであるDaniel Lescow(ダニエル・レスコウ)氏は、「ブランド刷新後の最初の製品として、スマート#1は電気駆動技術とプレミアム品質を完璧に融合しています」と語っています。

最新のスマート#1は、全長169インチ(約4,293mm)以下とMiniカントリーマンより大きくない。掲載のプロトタイプ車はデジタルカモフラージュでプロポーションを隠していますが、昨年発表された「Smart Concept #1」と見た目は変わりません。しかし、グリルはボディと同じ高さになり、フロントバンパーには新しいエアインテークが追加されているのがわかります。その他の変更点としては、リップがより滑らかになり、空力効率が向上したトーンダウンしたリアハッチが挙げられます。抵抗係数は0.29を実現しているそうです。 

さらに、アクティブグリルシャッターとフラッシュドアハンドルは、氷点下での固着を防ぐアイスブレーキング機能を備えています。

Smart #1の市販版は、年末近くに欧州と中国で発表される予定です。スマートはまだ具体的なパワートレインとバッテリーの仕様を公開していませんが、Smart #1は、800ボルトのアーキテクチャで、最大3つの電気モーターに対応する吉利のSustainable Experience Architecture(SEA)モジュラーEVプラットフォームを採用しています。