アルファロメオ『4Cスパイダー』の限定モデル、「33ストラダーレ・トリビュート」が登場しました。1967年のF1イタリアGPでデビューしたレーシングカー『33ストラダーレ』へのオマージュを込めたモデルです。
「2014年の登場以来、4Cはアルファロメオの主力車種として世界中のファンを魅了し、北米でのブランド再興の先頭に立ってきました」とアルファロメオのグローバルヘッド、ティム・クニキス氏は述べています。
4Cスパイダー33 ストラダーレ・トリビュート」は、イタリアのモデナで職人の手作業により作られていきます。カーボンファイバー製モノコックシャシーは特別なレッドのカラーリングが施されているほか、数々の記念プレートやバッジを装着しています。
「来年生産を開始する次期クロスオーバーPHEV『トナーレ』をはじめ、アルファロメオを象徴する次世代モデルへの聖火を引き継ぐ、アルファロメオ・クラシックです」(ティム・クニキス氏)
フロント18インチ、リア19インチのグレーゴールドのアロイホイールを装着。室内には、上質なブラックのダイナミカ・スエードとタバコ・レザーのスポーツシートが標準装備されています。また、アルファロメオのデザインセンター「チェントロ・スティーレ」による番号入りヒストリーブックも付属。
バイキセノンヘッドライト、アクラポヴィッチ・デュアルモード・センターマウントエグゾーストキット、レーシングサスペンション、カーボンファイバー製リアウイングを装備。また、サイドミラーにはイタリア国旗のミラーキャップを採用し、ピアノブラックのフロントエアインテークとリアディフューザーも用意されています。
搭載されているエンジンは、可変バルブタイミング、デュアルインタークーラーを備えたミッドマウントのオールアルミ製1.75L 4気筒ターボ。最高出力237馬力、350Nmのトルクを発生し、6速DCTを介して後輪にパワーを伝達します。
4Cスパイダーの重量は2,500ポンド(1,134kg)を切っており、クラス最高のパワーウェイトレシオ4.78kg/hpを実現しています。0-97km/h加速は4.1秒、最高速度は257km/hに達します。
2021年モデルのアルファロメオ4Cスパイダー33ストラダーレ・トリビュートは、北米向けの4Cの最終モデルで、33台の限定生産となります。価格は79,995ドル(835万円)から。