クロノグラフで有名なスイスの老舗腕時計メーカー・ブライトリングは、1960年代に「トップタイム」を発売しました。そして、同社は約半世紀の時を経て、ミレニアル世代やZ世代の人々にも好まれるモダンなデザインの復刻モデルを発表しました。
「怪傑ゾロ」のような見た目、有名映画にも登場
「トップタイム」は、1965年公開の映画「007 サンダーボール作戦」でジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーが着用していたことでも知られています。仮面を被ったような特徴的なデザインの文字盤は、どこか「快傑ゾロ」を彷彿とさせ、コレクターの間では「ゾロ・ダイヤル」と呼ばれ愛されてきました。
レトロの魅力、現代によみがえる
約50年前、「トップタイム」の文字盤は、自由を楽しむことに熱心な若くアクティブな人々に支持されていました。そして、ブライトリングが言うことを信じれば、今尚、歴史と性能、そして若々しいデザインの融合を愛する男性たちの心に響くことでしょう。
今回発売された「トップタイム・リミテッド・エディション」は、41mmのステンレススチール製のケースに、ブライトリング独自のキャリバー23を搭載し、約48時間のパワーリザーブを実現しています。COSC認証を取得したクロノメーターには、あらゆる状況下でも視認性を高めるために、赤色の時針と分針、そして各時間のドットマーカーには蓄光塗料のスーパールミノバが塗布されています。
象徴的なモデルに見られる「ガイガーカウンター(放射線量計測器)」は搭載されていません。しかし、十進法のスケールと二つのサブダイヤルがあります。9時位置にスモールセコンド、3時位置に赤色のアクセントを加えた30分積算計です。
レトロでモダンなこの時計には、茶色のヌバックレザーのストラップがセットになっています。生産は限定2000本の特別モデルです。ケースバックには、「ONE OF 2000」の文字が刻まれています。
ブライトリングはフランスの企業Arianee(アリアニー)と連携して、時計に所有権と真正性を確認するためのブロックチェーンベースのデジタルパスポートを付けています。もし、所有者が中古品として再販などを希望する場合、所有権の変更ができます。
「トップタイム」は、ブライトリングのオンラインストアで販売。世界各地の小売店では、要望に応じてのみ販売されます。