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ROLEXを考える(1):若者よ、ROLEXを買え!

Rolex 116610LN

時計に詳しくなくても、ROLEXを知らないという人はまずいないだろう。人によっては、最も高級な時計メーカーだと勘違いしている人もいるくらいだし、間違いなく世界ナンバーワン時計ブランドだ。これから複数回にわたり「ROLEXを考える」と題して、なぜROLEXを買うべきかという話をしていくので、お付き合い願いたい。

なお、これから書くことはお金をたくさん持っている人には当てはまらないので、そういう方はこの記事は読まずに、どうか好きな時計を気の向くままにご購入いただければと思う。

黙ってROLEXを買おう

これからこのテーマで長く書くことになるので、先に結論を書いておく。

最初に断っておくが、僕自身は僕の年齢でROLEXをつけていることは格好悪いと思っている。まだ若い人が背伸びしてつけてる分にはいいが、僕は今49歳のド中年なのでなおさら格好悪い。中途半端なのだ。例えば、食事会に行って社長が何人かいたら、高い時計をしている人の割合は多い。高いと数千万円の時計をしていたりするし、数百万円の時計などごく普通だ。そんな人たちの前でROLEXのエクスプローラーをつけていると、恥ずかしくて左手だけ隠したくなる

ROLEX エクスプローラーⅠ Ref.214270 ケースサイズ39mmで大きすぎず使いやすい

もし今度新幹線に乗る機会があったら、トイレに行くついでにROLEXをしている乗客がいないかチェックして欲しい。だいたい1両あたり1人の割合でROLEXを見つけられるだろう(筆者調べ)。半分冗談だが、それぐらい多いということだ。地下鉄やバスでは遭遇率はもっと少なくなるが。

さて見つけたら次は、その乗客の年齢と社会的バックグラウンドを想像して欲しい。僕の経験だと、今まで一番多いのは30〜40代のサラリーマンだった。つまり、ROLEXを頻繁につけている人の多くは、若いサラリーマンなのだ。社長ではないということだ。背伸びして買っている人もいっぱいいると思う。だから、僕が(超零細企業だが)社長にもなって、ROLEXをつけて人前に出るということは、年下の彼らと同じことをやっていることになる。そんなわけで若い人のROLEXを見ると、僕は自分がちょっと恥ずかしくなる。

恥ずかしいのに、どうして僕はROLEXを買うのか?しかも1年間で4本も。それは、僕にはあまりお金が無いからだ。もちろん「お金が無い」にも色んなレベルがあるわけだが、もし僕がお金に不自由していなければ、間違いなく別の時計を買っているだろう。これから何回かに渡って、どういうことなのかを説明してみたい。

僕が過去1年間で買った4本のROLEX

まずは、僕が過去1年間で購入したROLEXを見てみよう(以下購入順)。

  1. エクスプローラーⅠ(Ref.214270)
  2. レディースデイトジャスト(Ref.179171)
  3. サブマリーナー(Ref.116610LN)
  4. ミルガウス(Ref.116400GV)
ROLEX ミルガウス Ref.116400GV 黒文字盤
光が当たるとガラスがグリーンに光る。ケースサイズは40mm。

こうして見返すと、我ながら本当につまらない選択だと思う。ほぼ全てド定番。定番ということはみんなが持っているということだから、他人とかぶる率が高くなる。そして、ここが辛い所なのだが、僕がおすすめできるROLEXはほぼ全てが定番モデルなのだ。実はこういったモデルを(我慢して)買うことが、一番大事なことなのである。

それでは皆さんが何を買うべきか、次の「ROLEXを考える(2)」ではもう少し具体的に見て行こう。