Twitterは、COVID-19(新型コロナウイルス)に関する誤った情報の取り締まりを開始し、誤解や議論を招くようなコンテンツの拡散を制限することを発表しました。同社は当初、3月にパンデミックに関する取り組みの詳細を記したブログ記事を公開し、「信頼できるパートナー」と協力して、信頼できるソースに反するコロナウイルスのコンテンツに対処していると述べていました。
この発表以前のツイートにも適用
2020年5月11日(米国時間)より、Twitterは、現在進行中のCOVID-19に関する誤った情報を含むツイートに警告およびラベルを適用すると発表しています。これらのラベルおよび警告は、問題のあるツイートに含まれる誤解を招く情報に対抗して、公式機関の追加の情報や関連のある情報を提供することを目的としています。
これらのラベルや警告は、3月に発表されたポリシーよりも深刻でないツイートも対象にしており、誤解や混乱を招く可能性はあるが、必ずしもタイムラインから削除されるべきものではありません。ラベルには「COVID-19についての事実を見る」と書かれており、ユーザーはそのラベルをタップすると、パンデミックに関する公式で信頼できる情報が掲載されているページに移動できます。
あまり悪質なツイートは削除対象に
Twitterによると、より有害で誤解を招く可能性のある情報がツイートに含まれている場合、警告が適用されるそうです。「このコンテンツの一部あるいはすべてが、公衆衛生の専門家が説明する新型コロナウイルスについてのガイダンスと矛盾する。詳しくはこちら」というような警告がツイートと一緒に表示されます。ユーザーは警告の 「表示」 ボタンをタップして、追加の情報コンテンツを確認することができます。
Twitterは、検証されていない主張を含むツイートに対しては対処しませんが、論争のあった主張に対しては、ラベルまたは警告のいずれかを適用します。誤解を招くような情報を含むツイートに対しては、内容がどの程度ユーザーに影響を与えるかに応じて、そのツイートにラベルを貼る、または、完全に削除を行うとTwitterは述べています。Twitterは、パートナーの利用に加えて、このようなコンテンツを積極的に監視するとしています。