米アップルは、同社のウェアラブル製品に新しい機能を追加する準備を進めているようです。新たにリークされた情報によると、次世代 の「Apple Watch」 に搭載するwatchOSには、装着した人がパニック発作を起こしそうな時を検出し、警告する新機能が備わります。
心拍数、血中酸素濃度で予測
このリークは、ポッドキャスト 「Geared Up」 に最近参加したJon Prosser氏によって明らかにされました。アップルはApple Watchの次のバージョンで新しいメンタルヘルス機能を提供する計画で、将来の「watchOS 7(仮)」 のソフトウェア機能と予想される血中酸素センサーを利用し、装着した人が過呼吸であるかどうかを検出します。
Prosser氏によると、Apple Watchは着用者の心拍数と血中酸素濃度を監視してパニック発作の可能性を予測し、着用者に発作の可能性があることを警告します。この機能は、全般性不安障害に苦しみ、ランダムなパニック発作を起こしやすい人に特に有用であるといえるでしょう。
この機能が役に立つ一例として、着用者がパニック発作を起こす危険性がある時に、車などの運転を停止するように誘導できることが挙げられます。また、心を落ち着かせたり、プライバシーを確保するために事前に部屋から退出したりできるようになります。
機能が新しいハードウェアを必要とするのか、それとも既存のApple Watchに搭載されるのかは不明です。
Prosser氏は、今夏開催のアップル開発者会議「WWDC 2020」でこの新機能が発表されることを期待していますが、それはまだ分かりません(アップルは、この噂についてのコメントをしていません)。しかしリーク元は、アップルが今年中にリリースする可能性があると主張しています。
Prosser氏が出演した「Geared Up」のポッドキャストのエピソード全文は下記URLから聞くことができます。
https://omny.fm/shows/gearedup/hot-new-apple-watch-features-coming-to-watchos-7-m