マスクをしているとiPhoneのロックが解除されず、不便に感じませんか?AppleがTouch IDからFace IDに移行したとき、100年に1度のパンデミックによって、世界中の人々が公共の場でマスクを着用することになるなんて誰が予想できたでしょうか。Appleはこの問題に対処するため、iOSの次期リリースで新たな機能を追加するようです。
マスク着用を検知するとパスコード入力画面が表示
iOS 13.5ベータ版で登場した新機能では、ユーザーがマスクをしたままFace IDを使おうとすると、Face IDはスキップされ、パスコード入力画面が表示されます。
現状のユーザーはマスクをしたままだと、Face IDが一度エラーになるのを待ってからパスコードを入力しています。新しいiOSがリリースされると、マスクをしたままでもスワイプすることでパスコード画面を呼び出せる機能が登場し、今より簡単に端末のロックを解除できるようになります。
数週間以内に提供の予定
iOSの最新のベータ版を使っていない限り、ユーザーはまだこの機能を利用できませんが、数週間以内に提供される予定です。この機能は、パスコードがディスプレイに表示されるのを待つので、ロックの解除までに少しだけ時間がかかりますが、マスクを一瞬下げてFace IDを使うという現状の問題に対処できます。ウイルスの感染にさらされるリスクが低くなるでしょう。
もちろん、Face IDを完全にオフにすることも可能ですが、ほとんどの人が自宅にいる時間が長いこの期間には少し面倒です。パスコード画面を呼び出す新しい機能は、この2つをうまく組み合わせたもので、Face IDを無効にすることなく、パスコードに素早くアクセスできるようになっています。