キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R5」が最初に公開されたのは今年2月。3月には、8K動画の仕様やAF性能などの一部情報が追加されていました。そして本日、キヤノンはさらに新しい仕様を発表しました。
4K内部記録、最大119.88fps
新しい仕様は、主にカメラの動画撮影機能に関するものです。例えば、キヤノンによるとEOS R5は、4:2:2 10-bit Canon Log (H.265)、4:2:2 10-bit HDR PQ (H.265)での8Kおよび4K内部映像の記録が可能で、8K記録はRAW記録と同様に29.97fps、4K内部記録は最大119.88fpsに制限されます。
EOS R5は4K外部記録も可能ですが、フレームレートは59.94fpsが上限となります。
8K RAWおよび8K/4K DCI記録モードでは、センサーの全幅を利用したクロップなしの動画の記録が可能で、4Kおよび8K記録モードではデュアルピクセルCMOSオートフォーカスが利用可能になるといいます。また、後処理のためにハイダイナミックレンジ(HDR)で動画を記録できる「Canon Log」は、8Kと4Kの内蔵記録モードでも利用できます。
EOS R5がIBISを搭載していることは既に公開されていましたが、今回の発表で「5軸」のボディ内手ブレ補正が搭載されると分かりました。このIBISは、キヤノンのEFレンズやRFレンズの光学式手ブレ補正と一緒に動作します。
また、EOS R5のデュアルカードスロットは、CFexpressとSD UHS-IIに対応します。
- 最大29.97fpsの8K RAW内部動画記録
- 4:2:2 10-bit Canon Log (H.265)、4:2:2 10-bit HDR PQ (H.265)で最大29.97fpsの8K内部映像記録
- 4:2:2 10-bit Canon Log (H.265)、4:2:2 10-bit HDR PQ (H.265)で最大119.88fpsの4K内部映像記録
- 4K外部録画は最大59.94fpsまで可能
- 「Canon Log」は8Kと4Kの内蔵記録モードで利用可能
- キヤノン初の5軸手ブレ補正機能を搭載し、RFレンズやEFレンズの多くに搭載されている光学式ISと連動する
- デュアルカードスロットCFexpress×1、SD UHS-II×1
EOS R5はまだ発売日が決まっていないので、次回の発表でそれが含まれていることを期待したいです。