スマートフォンは現代の生活に欠かせないものとなっていますが、自宅待機要請や外出自粛の流れから、人々にとってさらに重要なものとなりました。しかし、インターネットやモバイルデバイスに依存する人が増えるにつれ、マルウェアだけでなく誤った情報からも身を守ることが重要になってきています。この状況に対応するため、Googleは、COVID-19(コロナウイルス)に関連するアプリに関して、Google Playのルールにいくつかの変更を加えています。
コロナウイルスに関連するアプリは承認を拒否する考え
非常に残念なことですが、自分たちの利益、あるいは娯楽のために、他人を犠牲にしてでもこの状況を悪用しようとする人々が存在することも事実です。現在のコロナウイルスのパンデミックのような前例のない状況においてさえ、誤解を招く知識や有害な情報を提供するサイトやアプリが存在しています。
そのようなアプリの普及を防ぐために、Googleはストア掲載情報でCOVID-19(コロナウイルス)またはそれに関連する用語が記載されたAndroidアプリに特別なルールを実装しています。アプリが政府機関または公衆衛生機関のものではない場合、Google Playストアでの掲載は承認されません。残念ながら、公式の機関から公式の情報を提供しようとする善意のサードパーティアプリも掲載不可の対象となります。
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また、Googleは、アプリのレビュープロセスが通常よりも時間がかかり、場合によっては7日以上かかることを開発者に警告しています。これは、Google自身の人員削減が原因で、より少ない人数で同じ量の負荷を処理しなければならなくなったことによるものです。ただし、これは手動でのアプリレビューを必要とするアプリにのみ適用されるようですが、それを保証する状況も完全に定まっているわけではありません。
同時に、Googleは、不適切なレビューあるいは不正確なレビューが突然される「レビュー爆撃」を発見した場合に、レビューを削除する考えを表明しています。ユーザーはアプリの実際の体験とは関係のないレビューを、星1つとして投稿することができます。例えば子供などの一部のグループは、単に自宅学習をしたくないという理由だけで、通信教育アプリのレビュー欄を荒らし、意図的に評判を貶める恐れもあります。