米宅配会社であるUPSの子会社であるUPS Flight Forward(UPSFF)は、ドイツのドローンメーカーと協力して新たなドローンを開発していると発表しました。開発中のドローンは垂直離着陸機能(VTOL)を搭載しており、従来のモデルよりも長距離フライトすることが可能。また、このドローンはグローバルで展開されるようです。
長距離フライトを可能にするドローンを開発中
UPSFFが開発中のドローンは将来的な宅配のニーズに応えるため、多彩な機能を備えています。まず、特徴的なVTOLを備えており、従来のドローンよりも離着陸に必要なスペースは小さいです。さらに、長距離フライトすることも可能で、より遠くまで荷物を宅配することができます。
今回発表されたドローンは商品を宅配するだけではなく、エンターテインメントや製造業、医療などの分野で利用される予定。また、UPSFFによるとこのドローンは厳しい気候環境の中でも稼働することが可能で、災害などで孤立した地域に医薬品やワクチンを届けることもできるようです。
UPSはこれまで宅配ドローンの開発に注力してきており、昨年処方箋を宅配するドローンのサービスを開始しています。今回発表されたドローンも同じく、ドローン配達の分野を開拓し、産業界に広く普及する可能性が高いです。