Google傘下のYouTubeは、全世界で再生されるビデオのデフォルト解像度をSD(480p)に設定することを発表しました。理由は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で利用者が増加しているため。この措置は今後数週間にネガティブな進展がないことを前提に、1ヶ月間程度実施される予定です。
低画質の措置は1ヶ月を目処に実施
新型コロナウイルスの影響で、自宅待機の命令が出されている自治体が多くあります。それに伴い、ビデオストリーミングなどの利用者が増加しインターネットに多大な負荷がかかっています。
そこで、YouTubeはトラフィックの負担を減らすため、全世界で再生されるビデオのデフォルト解像度をSD(480p)にすることを発表しました。情報はBloomberg(ブルームバーグ)の報道から。この措置は、今後新型コロナウイルスでネガティブな進展が起きないことを前提に、1ヶ月程度実施される予定です。
これにより、ユーザーが高画質のビデオを視聴したい際は、手動でHDや4Kに上げる必要があります。
インターネットを守るために奔走するテック企業
インターネットインフラの負担軽減に努めている企業はYouTubeだけではありません。Amazon videoやNetflixなどもトラフィックを削減するために解像度を下げる計画を明らかにしています。これらは、まだ欧州限定の計画ですが、全世界に拡大されるのでしょうか。テック企業の取り組みに注目が必要です。