iOS 14のコード内にApple Watchの血中酸素飽和度機能が見つかる

スマートウォッチシェア1位を誇るApple Watch。Apple Watchの心拍センサー、心電図機能や心電図機能(日本では認可の関係で使用不可)、転倒検出機能に命を救われたというエピソードも少なくありません。そんなApple Watchに新機能が加わるようです。Apple Watchに新たに加わる機能は、パルスオキシメーターと呼ばれる血中酸素飽和度を計測できる機能です。

アメリカのMac系ニュースサイト「9to5Mac」が、次期iOS 14リリースのコードの中にApple Watchで血中酸素濃度の測定を可能にするコードが含まれていると報じました。

酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの何%が酸素と結合しているかを示し、正常に体の中に酸素が運ばれているかを測る指数として使われます。SpO2値が95~100%が正常、80%を下回ると呼吸停止や心停止につながる可能性があるとされています。SpO2を測定するパルスオキシメーターは、指にはめるタイプが多いですが、長時間の装着では指が痛くなったり、動く時に装着しづらいなど、普段の生活で常時SpO2を測定するには不向きでした。小型のスマートウォッチApple Watchなら長時間の装着や、運動時の装着も問題なく、SpO2が測定できる様になりそうです。

パルスオキシメーターがApple Watchに搭載されると、呼吸器疾患を患う人だけでなく、睡眠中に呼吸が停止して血中酸素飽和度が低下してしまう睡眠時無呼吸症候群の検知や、登山者が高山病を予防する目安としても利用されるでしょう。

Apple Watchにパルスオキシメーター機能がどういったカタチで実装されるのか、SpO2の測定にApple Watch以外のハードウェアが必要になるのかなどの詳細は分かっていません。次期モデルのApple Watch 6にパルスオキシメーターが搭載されるのかどうかも今の時点では不明です。

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