スマートフォンメーカーのXiaomiは公式Twitterで、40Wのワイヤレス充電技術を披露しました。公式Twitterに投稿されたビデオクリップによると、4,000mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンを、わずか40分でフル充電しています。なお、今回はバッテリー技術を披露したのみで、新型モデルの発表ではありませんのであしからず。
わずか40分でフル充電できる40Wワイヤレス充電
ワイヤレス充電はケーブルを端末に接続する必要が無く、楽に充電できるため便利だと言われています。しかし、充電パッドに正しく置く必要があり、充電速度はケーブルよりも遅いです。そこで、Xiaomiはその充電速度の遅さを克服するため、独自のワイヤレス充電技術を開発しているようです。
Xiaomiは公式Twitterで、ワイヤレス充電に関するビデオクリップを披露しました。内容は、4,000mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンを、40Wのワイヤレス充電を使用して、どれくらいの時間でフル充電できるのか、というもの。40Wのワイヤレス充電は、Xiaomiが2月に発売したハイエンドモデル「Xiaomi Mi 10 Pro」に搭載されている30Wワイヤレス充電よりも高いです。
結果は、わずか20分で57%の充電。さらに、40分を過ぎる頃にはフル充電ができていました。
実用化にはもう少し時間が必要
Xiaomiは、今回披露した40Wワイヤレス充電をスマートフォンに搭載することは時期尚早だと述べています。恐らく、バッテリーの消耗や放熱の問題が解決していないことが原因だと考えられます。
今年発表されたスマートフォンは、Galaxy S20やSony Xperia 1 IIなど、カメラが特徴的なモデルが多いです。しかし、充電技術もスマートフォンに欠かせない要素。来年発表されるスマートフォンの焦点は、ワイヤレス充電になるかもしれません。