スミソニアン博物館が展示物のデジタルデータ公開。3Dモデルも

スミソニアン博物館は、展示物の写真や3Dモデルをダウンロードできるサービス「スミソニアン・オープンアクセス」を公開しました。歴史的価値が高い約280万の写真や3Dモデルが含まれており、CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)で利用することができます。

公開されている写真や3DデータはCC0に指定

スミソニアン・オープンアクセスはこちらからアクセスすることができます(英語のウェブサイトです)。Search欄に「Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)」と入力してみると、リンカーンの写真やスケッチがたくさん表示されます。また、3Dタブを選択すると、リンカーンの顔の3Dモデルを見ることができます。

3Dモデルを選択すると、そのモデルのページが開かれてマウスで自由に動かすことができます。また、3Dモデルのダウンロードができ、ファイル形式は.objや.gltf、.glbなど複数から選択することが可能です(もちろん写真もダウンロードできます)。

これらのデータは、CC0(クリエイティブ・コモンズゼロ)に指定されています。そのため、商用や個人問わず利用することができ、出典を明記する必要もありません(一部例外あり)。ただし、CC0は法律ではないため、利用するときは国内の著作権法をしっかりと確認したほうが良いと思われます。

知識の収集と普及を目的としたスミソニアン博物館

現在、公開されているデータは約280万種類ありますが、今年中に300万以上のデータの公開を目指すようです。

イギリスの科学者ジェームズ・スミソンは、知識の収集と普及を目的にスミソニアン博物館を設立しました。今回公開されたスミソニアン・オープンアクセスも、確かに知識の普及に貢献するサービスだと言えるでしょう。

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