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Galaxy Z Flipに搭載された「Samsung UTG」商用化が決定。超極薄で折り曲がるガラス

Samsungは先週発表した折りたたみスマートフォンGalaxy Z Flipのディスプレイで使われているUTG(超極薄ガラス)を商用化すると発表しました。つまり、今後ほかメーカーから折りたたみスマートフォンが発表された際、そのデバイスにUTGが使われるかもしれないと言うことです。

タフだけど柔らかい、Samsung UTG

Samsungは新型のスマートフォンを発売したとき、そのモデルの発売だけでなく搭載されているモジュールを商用化することがよくあります。Galaxy Z Flipもそれと同じく、折りたたみ式のディスプレイに使われている、折り曲がる超極薄ガラスをSamsung UTGとしての商用化が決定しました。

Galaxy Z Flipのディスプレイは3層に別れています。一番上がプラスチックの保護層で、一番下がAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)スクリーンになっており、その真ん中にあるのがUTGです。

UTGは素材にポリイミドが使われており、そこそこの耐久性と折りたたみディスプレイに十分な柔軟性を備えています。また、SamsungはUTGのキャッチコピーとして「Tough, yet Tender(タフだけど柔らかい)」を掲げています。

UTGの大量生産に備えるSamsung

SamsungはUTGを大量生産し、折りたたみディスプレイを搭載したスマートフォンを開発しているほかメーカーに販売することを計画しており、各国で商標登録を行っています。ただし、売れるかどうかを考えると結論を出すのは時期尚早。搭載されているGalaxy Z Flipがこれから使われて行くうちに、どんな問題を引き起こすのかということにかかっています。