Qualcomm 5G対応の第3世代モデム「Snapdragon X60」発表。幅広いバンドをサポート

米半導体メーカーのQualcommは、5G通信に対応した第3世代モデム「Snapdragon X60」を発表しました。Snapdragon X60は幅広いバンド(周波数)をサポートしていることが特徴的です。また、このモデムが搭載されたスマートフォンは2020年末から登場予定になっています。

ミリ波やsub-6など幅広くサポートしたSnapdragon X60

Qualcommによると、Snapdragon X60はグローバル5Gネットワークのパフォーマンスを高めるために開発されたようです。そのため、各キャリアが将来的に展開するであろう、ミリ波やsub-6、などの主要5Gバンド、ほかにもLTEや3Gをサポートしています。

また、X60はFDDやTDDのような複信に対応しており、5G通信と非5G通信の切り替えをスムーズに行えるようです。通信最大速度は、下りが7.5Gbps、上りが3Gbps。5nmテクノロジー・ノードで構成されているため、前世代モデルであるX50やX55に比べて小型になっています。

Snapdragon X60は前世代よりも小型なモデム

Snapdragon X60に使用するアンテナとして「QTM535」も同時に発表されています。QTM535もX60と同じく第3世代モデルになっており、こちらも小型化されています。先日、Qualcommのモジュールが大きくてAppleが独自アンテナを開発中とのうわさが出ましたが、もしかしたら今回の発表はそれを受けてのことかもしれません。

X60を搭載したスマートフォンは2020年末から2021年初頭に登場予定となっています。今後、5Gに対応したスマートフォンが発表されたら「X60」というキーワードを探すと良いと思います。もし、X60を見つけたのならそのスマートフォンはスリムなデザインをしていることでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です