少なくともスマートフォンを搭載していないバーチャルリアリティ(VR)のヘッドマウントディスプレイ(HMD)は簡単に作成できません。ですので専用のHMDが高価であり、市場に数が出回っていないのはそういう理由からです。
トラッキングに必要なさまざまなセンサーとカメラに加えて、これらのヘッドセットで使用されるディスプレイは、VRプラットフォームごとにカスタムメイドされることがよくあります。価格を下げ、VRヘッドセットをより一般的にする1つの方法は、ジャパンディスプレイ社(JDI)がVR HMD用の数少ない量産ディスプレイの1つである可能性のあるコンポーネントを共有化することです。
ヘッドマウントディスプレイには問題と成長の道があります。乗り物酔いの感覚無くすために、VRディスプレイは、画像のぼやけなどのアーティファクトを回避たり、VR錯覚を中断する待ち時間を減らすために、鮮明で高速にする必要があります。これらの目的のために、単一のスマートフォンのような画面は、ピクセル密度がどれほど高くても、もはや十分ではありません。
そこで、JDIの新しいLCDスクリーンが登場します。1,000PPIの壁を突破する2.1インチ1600 x 1600スクリーンが2つあります。 120 Hzのリフレッシュレートに加えて、このような高密度の画面は、快適で安全なVRエクスペリエンスにとって重要です。
ただし、快適さは、ヘッドセット自体の設計によっても得られます。 JDIは、HMDに余分な重量が追加されるのを避けるために、画面が軽くて薄いことを約束しています。さらに、JDIは、バイザーよりもメガネに似たデザインなど、さまざまなデザインに対応するために角が切り取られたスクリーンも考えています。
このようなVR専用の画面を大量生産することで、メーカーはさまざまな機能を備えた安価なヘッドセットでVR市場に参入することができます。画面だけがVR唯一のピースではありませんが、手に入れるのが難しい部分の1つです。もちろん、JDIがこれらのディスプレイをどれだけ顧客に販売するかにかかっていますが、今年手頃な価格のVRヘッドセットが登場し始めても驚かないでくださいね。