オーストラリアのマイクメーカーRODEは、USBマイクNT-USBの小型モデル「NT-USB Mini」をリリースしました。NT-USB Miniはかばんに入るほど小さいUSBマイクで、ハイレゾ録音に対応しています。国内正規品の発売はまだですが、公式ウェブサイト(英語)ではすでに販売されています。
かばんに入るほど小さいNT-USB Mini
RODEはプロフェッショナル向けのマイクを製造しているメーカーで、ほとんどの製品はスタジオでの使用を想定しておりサイズは大きいです。そのため、出先で録音するといった作業には不向きでした。
今回リリースされたNT-USB Miniはかばんに入るようなサイズになっており、高さ141ミリ、幅89ミリと文庫本よりも小さいです(文庫本が148×105ミリ)。また、USBケーブル1本あれば接続が可能で、専用ドライバーやソフトウェアのインストールは必要ありません。
磁気スタンドは安定性が高く、狭いスペースでもしっかりと録音することができます。さらに、360度スイング機能が搭載されており、専用アーム(別売)を取り付けることで好みの角度や位置に配置が可能です。
NT-USB Miniは48KHz/24ビットのハイレゾ録音に対応しており、スタジオ機器と遜色ありません。また、出先での録音を想定したポップフィルターは室内の残響や周囲のノイズを軽減してくれます。さらに、指向性も高くマイク前方の音をしっかりと拾います。
NT-USB Miniは出先で録音するストリーマーにピッタリ
かばんに入るサイズのNT-USB Miniは、RODEの公式ウェブサイトから99ドル(約1万1,000円)で販売されています。国内正規品の発売は未定ですが、通常モデルのNT-USBが販売されているので、Miniも近々発売されるでしょう。
持ち運びができるスタジオマイクに引けを取らないNT-USB Mini。出先で録音をよく行うストリーマーの方にピッタリのマイクです。もちろん、これからストリーミングを始めたい人や、部屋が狭くて機材を置くスペースが無い方にもおすすめです。