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Samsungのインフルエンサー向けモデルGalaxy Z Flip。ガラケーのような折りたたみスマートフォン

Samsungは2/11に同社が開催したイベント「Galaxy UNPACKED 2020」で、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip」を発表しました。このスマートフォンはガラケーのような折りたたみ機構が特徴的で、価格は1,380ドル(約15万3,000円)。米国での発売日は2/14バレンタインデーになっています。

Galaxy Foldから改良を加えたGalaxy Z Flip

今回発表されたGalaxy Z Flipは昨年発売された、折りたたみスマートフォンGalaxy Foldの後継機とされており、Galaxy Foldにあった問題点を解決したモデルになっています。

Galaxy Z FlipはFoldよりもしっかりと折りたためるようで、ディスプレイの隙間にほこりなどが入りにくい構造になっています。また、ヒンジの部分もより頑丈になっており、小さなゴミも入らないようです。さらに、折りたたみディスプレイに最新のフレキシブルガラスを使用し、傷が付きにくくなっています。

そうは言っても、折りたたみスマートフォンなので、開いたままかばんの中にしまうといったことはやめたほうが良さそうです。

そのほかの特徴として、背面にディスプレイを搭載していますが、小さすぎてテキストメッセージはスクロールしなければ見ることができません。また、親指を使って折りたたんだ状態から開くことが難しく、両手を使わなければいけません。

Galaxy Z Flipはインフルエンサー向け

SamsungはGalaxy Z Flipについて「インフルエンサー向け」のモデルだと説明しています。確かに、パープルとゴールド、ブラックのカラーバリエーションは目を引くのでうなずけます。

また、折りたたみをL字の状態で固定が可能で、そのまま通話や写真撮影ができるようです。コンパクトミラーのような使い方もできるかもしれません。

残念ながら5Gは非対応

同日発表されたGalaxy S20シリーズは、すべてのモデルで5Gをサポートしたことが特徴的でしたが、Galaxy Z Flipは5Gに非対応です。インフルエンサー向けのモデルということで、中身よりも外見を重視したということなのでしょうか。

Galaxy Z Flipは米国で2/14の発売を予定しており、価格は1,380ドル(約15万3,000円)。同タイプのスマートフォンMotorola Razrよりも高性能で少し安くなっています。

バレンタインデーのプレゼントにいかがでしょうか、と言いたいところですが、さすがに高いです。