台湾の半導体大手TSMCは、今年中に半導体の価格を最大20%引き上げると顧客に通知したと報じられています。TSMCの最大の顧客はアップルであり、iPhone 13の価格に影響を及ぼす可能性があります。
TSMCの関係者によると、7nmプロセスの価格は3~10%上昇する可能性があるとのこと。同社の売上の20%を占めるというアップルについても、「3~5%の価格上昇を経験するだろう」と指摘しています。
これは必ずしも、iPhone 13が先代よりも3~5%高くなるというわけではありません。他のハードウェアベンダーとの交渉で価格変動を緩和し、価格を維持しようとする可能性もあります。
別の報道では、2022年モデルのiPadとMacBookにTSMCの3nm技術を採用することを検討しているとも言われています。iPhoneにも同技術を採用するという情報も見られます。近いうちにTSMC以外の半導体メーカーも同じように価格が上昇すると思われますが、ユーザーとしては最終的な製品価格の動向が気になるところです。