「iPhone 13」に関してAppleはその存在を公式に確認していませんが、次のiPhoneはiPhone 12と例年と同時期、2021年の10月頃に登場するだろう考えられています。今週のブルームバーグの発表によると、かねてから噂されていたスクリーン上での「Touch ID」ログインシステムは搭載されない可能性が出てきました。初期のリークで報告された認証機能は「iPhone 13」に搭載されずにお披露目されるかもしれないのです。
「iPhone 13」のロック解除方法の行方
もしAppleが、Touch IDでログインするための別の手段を採用するならば、きっと多くのユーザーやステークホルダーにとって歓迎すべきアップデートです。例えば、電源ボタンや、携帯電話の端や背面のある箇所を用いてロック解除がなされるシーンが想像されます。残念ながら2021年にはそうした未来は到来しない見通しです。Mark GurmanとDebby Wuが今週Bloombergで報じたように、Appleは「iPhone 13」でスクリーン上でTouch IDをテストしたと説明されていました。ところが初期のテストから現在までの間のどこかの時点で、スクリーン上でのTouch IDというアイデアは先送りされた模様です。
では「iPhone 13」の認証はどのように行われるのでしょうか。それはデバイスの前面にあるセンサーとカメラを使ってログインのセキュリティを確保するFace IDが搭載される可能性が高いです。ユーザーはこれまで通り、ピンコードやパターンロック解除などの代替手段を使用できます。その前提に立つと2022年に発売されるiPhoneはどうなるのかと改めて想像を膨らませたくもなりますが、Appleがスクリーン上のTouch IDシステムを廃止するかどうかを判断するのは時期尚早かもしれません。
「iPhone 13」のカラーバリエーションの推測
これまでのリークを総合すると、次のiPhoneは、同じサイズのディスプレイを搭載した「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」、小型の「iPhone 13 Mini」、大型の「iPhone 13 Pro Max」という4種類のモデルで登場するとする見方が濃厚です。今週、別のリーク情報によると、「Pro」モデルは約4種類のカラーバリエーションで登場し、それぞれメタリックカラーになるとの推測も成り立ちます。一方、以前のリーク情報によると、「iPhone 13」(非Pro)は、最新のiMacのように幅広いカラーバリエーションで登場するとも見られます。こうした「Apple流」小出しリークによるコミュニケーションは、2021年は一体どのような形で帰結するのでしょうか。続報が待たれます。