サムスン『Galaxy Z Flip 3』はMST対応か 電子決済サービスに優位性

今夏の発売が期待されているサムスンの折りたたみスマートフォン『Galaxy Z Flip 3』について、FCC(米国連邦通信委員会)への承認申請を通じて驚きの機能が確認されました。

サムスンの多くのハイエンド機種と同様に、Galaxy Z Flip 3も電子決済サービス「Samsung Pay」に対応すると予想されています。注目すべきは、MSTと呼ばれる磁気カードリーダーでの支払いに対応していることです。これは、Samsung Payが他のモバイル決済ソリューションよりも優れている点であり、NFC(近距離無線通信)だけでなく従来の磁気ストリップ端末でも動作します。

このような優位性があるにもかかわらず、サムスンは今後、NFCに注力していくと考えられています。実際、「Galaxy S21」は、Samsung Payを搭載していますがMSTには対応していません。そのため、Galaxy Z Flip 3にこの技術が搭載されていることは嬉しい驚きです。

今回のFCC申請では、ベライゾンのミリ波(mmWave)帯を含む5Gに対応することも確認されています。また、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 3」と同様に、9Wの逆方向ワイヤレス充電にも対応。不思議なことに、UWB(超広帯域無線通信)については言及されていないので、この技術は省略されているのかもしれません。

Galaxy Z Flip 3は、外部カバーディスプレイが大きくなり、背面にはデュアルカメラが搭載されると予想されています。価格は1,000ドル(11万円)以下になるとの噂もありますが、より多くのユーザーを引きつける端末になるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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