6月7日に開催されたアップル開発者向けイベント「WWDC 2021」では、多くの新製品情報が披露され、さらに今後の開発予定についても言及されました。一方、AR(拡張現実)技術を搭載したARヘッドセットについては、登場の噂が流れているにも関わらず、影も形も見られませんでした。しかし、著名なアナリストMing-chi Kuo氏によると、そのデビューは2022年の半ばになるかもしれないとのことです。
アップルはモバイル機器のARに積極的に投資し、ARに対応した製品を数多く販売していますが、現時点ではまだ専用デバイス(ヘッドセット)は発表されていません。長い間、開発中であると噂されてきましたが、デビュー時期についてはリークされていませんでした。
アナリストのMing-chi Kuo氏は最近、「今後数か月」のうちにリリースされると述べていますが、正直なところ、これは実に曖昧な表現です。同氏は、より確実性の高い時期として2022年の第2四半期中を挙げていますが、いずれにしても、まだ時間はかかりそうです。
アップルのサプライヤーであるジーニアス・エレクトロニック・オプティカル社に焦点を当てた調査レポートによると、アップルの「AR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)」には、VR機能も搭載されているとのこと。映像を映し出すレンズにはジーニアス製のものが採用されることになります。
ARメガネについては、少なくとも2025年までは期待できません。アップルが同技術とハードウェアの開発に取り組んでいる(と噂されている)期間を考えると、かなり長い待ち時間と言えます。